ズカイ、待望の1stアルバムよりバイト時代の思い出描いた「K.K.T(けいけんち)」先行配信スタート!

大阪を中心に活動する5人組バンド、ズカイが9月28日(水)にリリースする待望のファースト・フル・アルバム『ちゃちな夢中をくぐるのさ』から「K.K.T(けいけんち)」を先行配信開始した。 「K.K.T(けいけんち)」は、これぞズカイと言えるような掴みどころのない視点や言葉使いやアレンジで、王道とは交わらない彼らだけが通行できる曲がりくねったポップ道を悠々自適に闊歩するような楽曲に仕上がっている。ズカイの世界に迷い込んだら抜けられないというより、別に抜けなくていいやという気分になるはずだ。 暗号のような歌詞の表記にも注目して聴いていただきたい。

いよいよ発売が迫ったアルバム『ちゃちな夢中をくぐるのさ』は全16曲を収録。先日ミュージックビデオが公開された「反省モードおしまい」を筆頭に、配信のみだった人気曲「目鼻口とエアリーショート」「ぽーいっ!」や、ミュージックビデオが10万回再生間近の「酸素」、初期楽曲の再録など、ズカイとしての活動の集大成と言える濃厚な内容。ジャケット・アートワークは新進気鋭のイラストレーターmillitsuka(ミリツカ)が担当している。

Gt./vo. まんくも コメント

いよいよ再来週にリリースが迫ってきましたフルアルバム『ちゃちな夢中をくぐるのさ』から最後の先行シングルK.K.T(けいけんち)の登場です。なんの曲なの? ってシンプルに答えるならば、僕のバイト時代の思い出の歌です。けいけんちが必要なんだよ! って思いが募ってるんですが、ひとたびアルバイトを始めると急に人は同じ場所で働く大人と同じ扱いを受けることになる。今までぬくぬくと過ごしてきた人間(そうこれは僕です)なんかは社会を回す歯車にならずにはみ出し者とされてしまう。それでも必要とされるために、お金を稼いで生活するために人は働かないといけない。時に隣で働いてる店長が1週間前よりもものすごく老けた顔してるとなるとこちらとしては助けたくなるわけです。そうやって人が足りない飲食店なんかになると何十連勤もするアルバイトが増えたり、1日に何十時間も働く人がいたり(これは僕のこと)、そんな地獄のような生活を送ってる人が今もいるわけですね。

あの日々が僕を強くさせましたと曲中では語られています。だからといって過度に頑張り過ぎないで。そんなことどうでもいいから。たとえ居酒屋だとして金曜日は休んだっていいって顔してろっ!

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