昭和を代表する歯磨き粉「ガードハロー」10月で生産終了 ネットで惜しむ声続々「何を使えば」

花王は14日までに、ロングセラー商品の歯磨き粉「ガードハロー」の生産を10月31日で終了すると発表した。店頭から在庫がなくなり次第、販売終了となる。

同社の担当者は、よろず~ニュースの取材に「事業上の判断で、生産終了を決定した」と理由を説明した。同製品は1970年(昭和45)9月に発売を開始。「近頃気になることがある」とうたうテレビCMは、当時の流行語にもなった。昭和のチューブ式から平成のスタンディングチューブに姿を変えながら、約53年間愛用された。白地に青と赤のデザインがまぶしい歯磨き粉が、令和に姿を消す。

花王のホームページで生産終了が告知されると、SNS上では「マジか、無くなるとは…」「悲しんでいる」「何を使えば」「サウナや刑務所といえばこれ」などとの声があふれた。同社にも、販売終了を惜しむ声が届いているといい「長らく愛用していただいた方には申し訳ありませんが、ご理解いただきたい」(担当者)とした。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

© 株式会社神戸新聞社