国道34号・馬町交差点 電停移動し渋滞緩和へ 1車線追加、来年1月ごろ着手 国交省

渋滞が慢性化している国道34号の馬町交差点=長崎市

 長崎市の国道34号・馬町交差点について、国土交通省は、長崎電気軌道の電停を移動させた上で車線を追加するなどし、交通渋滞緩和を図る改良事業に来年1月ごろ着手する。14日の定例市議会一般質問で市が明らかにした。
 山谷好弘議員(市民ク)に対する松浦文昭土木部長の答弁。
 市によると、「諏訪神社」電停を新大工町電停側に約45メートル移動。地下道を通らず直接電停に行けるように横断歩道も位置を移し、バリアフリー化を図る。これによって生じるスペースを活用して1車線を追加。東長崎から市民会館方向への左折専用レーンを設け、渋滞の緩和を狙う。
 事業の実施主体は、道路管理者の国土交通省長崎河川国道事務所。また、市は14日、馬町交差点の県道235号昭和馬町線で、市役所方面に向かう右折専用レーンの追加を県が検討していることも明らかにした。
 国道34号の渋滞緩和は長年の懸案で、一般国道34号道路整備促進協議会(会長・田上富久市長)は同事務所に馬町交差点の改良などを要望していた。


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