長崎県内で3日連続“猛暑日” 台風影響 口之津36.1度

真夏を思わせる厳しい暑さの中、日傘を差して歩く市民=長崎市、鉄橋

 長崎県内は14日、台風に伴うフェーン現象の影響で気温が上昇し、口之津で36.1度など県内18の観測地点のうち5地点で最高気温35度以上の猛暑日となった。
 長崎地方気象台によると、口之津のほか、長崎35.9度、島原35.8度、佐世保35.6度、大村35.1度。長崎は今年の最高気温を更新した。猛暑日は12日に島原、13日に口之津で観測し、県内で3日連続。
 県消防保安室によると、熱中症とみられる症状で6人が救急搬送され、中等症と軽症が各3人。このうち75歳以上は4人だった。
 気象庁によると、フェーン現象は湿った風が山を越えて反対側に吹き降りる時に、乾燥した高温の風となり、気温が上昇する。

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