「パンデミックの終わりが視野に」WHOテドロス事務局長

 WHO(世界保健機関)のテドロス事務局長は14日の定例の記者会見で、新型コロナウイルス感染症の世界的流行について「終わりが視野に入っている」と見解を述べた。直近の1週間の世界における死者が「第1波」以降もっとも少なかったとしている。

「終わらせるのにこれほどよい状況はない」

 テドロス事務局長は会見の中で、今月11日までの直近の世界全体での死者数が約1万9000人で、2020年3月の世界的な「第1波」以降、最も少なかったと報告。「まだ終わりではないが、視野に入ってきた。終わらせるのにこれほどよい状況はない」とし、収束させるため各国に引き続き感染対策を継続するよう要望した。

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