諫早、島原半島ー福岡、熊本結ぶ“お得きっぷ” 島鉄など23日発売

 西九州新幹線開業を記念し島原鉄道(長崎県島原市)などは、島原半島と対岸の熊本、福岡各県を結ぶ航路と、諫早駅までの鉄道とバス路線で使えるお得な片道乗車券「雲仙・天草スローラインきっぷ」を開業日の23日に発売する。来年3月31日まで。
 小浜温泉や雲仙温泉を含めた広域周遊ルートの形成を図ろうと、島鉄のほか、同半島と熊本側を結ぶ九商フェリーと有明フェリー(有明海自動車航送船組合)、福岡側と高速船で結ぶやまさ海運が連携。4事業者の鉄道、バス路線、航路で諫早駅と長洲港、熊本港、三池港の3港間をつなぐ。
 同きっぷは3種類。価格は諫早駅-長洲港区間が1430円(通常価格から160円引き)。諫早駅-熊本港区間が2180円(同250円引き)。諫早駅-三池港区間が3450円(同390円引き)。長洲港区間は鉄道と航路を使う。熊本、三池両港区間では小浜温泉・雲仙温泉経由の路線バスも利用できる。
 有効期限は2日間。島鉄の鉄道と路線バス区間は、同一方向に限り何度でも乗り降りできる。島鉄の諫早駅窓口などで販売する。問い合わせは島鉄諫早駅(電0957.47.6564)。


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