コシナ、ミラーレスカメラ対応の大口径標準マクロレンズ「MACRO APO-ULTRON D35mm F2」発売

株式会社コシナは、ニコン Zマウントを採用したAPS-Cサイズ(ニコン DXフォーマット)ミラーレスカメラ対応の交換レンズ「MACRO APO-ULTRON D35mm F2」を2022年10月に発売する。希望小売価格は税込107,800円。

MACRO APO-ULTRON D35mm F2 Zマウントは、6群9枚構成のうち異常部分分散ガラス3枚を使用する最新の光学系を採用。アポクロマート設計による色滲みのない自然な発色に加え、開放F値F2というマクロレンズとしては異例の大口径でありながらコンパクトなスタイルに仕上げている。

ニコン Zマウントを採用したミラーレスカメラのイメージセンサーに最適化された光学系を実装。本レンズはAPS-Cサイズのイメージサークルを持ち、フルサイズ機での使用時にはカメラの撮像範囲をDXフォーマットに設定することで使用できる。

レンズマウント部には電子接点を搭載し、レンズとボディ間での電気通信を実現。電気通信対応のボディと最新ファームウエアの組み合わせによりExif情報、ボディ内手ブレ補正(3軸)に加え、3種類のピント合わせサポート機能(フォーカスポイント枠色変化によるピント合わせ、ピーキングによるピント合わせ、拡大ボタンによるピント合わせ)に対応している。

高い精度で加工・調整された総金属製ヘリコイドユニットと、適度なトルクを生み出す高品質グリースを採用。滑らかな操作感覚のフォーカシングを実現し、微妙なピント調整を可能にしている。絞り羽根が形づくる孔を円形に近づけるため、10枚構成の絞りを採用している。アウトフォーカス部が自然な描写で、点光源なども多角形ではなく丸くやわらかなボケを可能にした。

最短撮影距離は0.163m。ピント調整には前4群6枚を前後させるフロントフォーカス方式を採用。光学系全体を繰り出す方式と比較して伸長を短くすることを可能としながら、遠距離から近接領域まで全領域での高画質を担保しているという。

レンズ構成図

仕様

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