
優れた映像作品や漫画をたたえる第25回メディア芸術祭賞の贈呈式が15日、東京・お台場の日本科学未来館で開かれた。1997年度に始まった同芸術祭は今回が最後。贈呈式で永岡桂子文部科学相は「25年で多様な芸術表現が集うフェスティバルとして大きく成長した」とあいさつした。
主催する文化庁は、複数の表彰制度を整理し芸術選奨に集約する方針を明らかにしている。永岡氏は芸術祭について「成果や実績を生かして人材育成やアーカイブに取り組み、新たな祭典に向けた準備を進める」と述べた。今回の芸術祭では、NHK・Eテレの「浦沢直樹の漫勉neo~安彦良和~」などが大賞に選ばれた。