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2022年9月15日に公開された動画のテーマは……立憲民主党が「次の内閣」を発表!
ゲストにサキシル編集長の新田哲史氏をお招きし、立憲民主党のネクストキャビネットについても語っていただきました。
【このトピックのポイント】
・立憲民主党は「次の内閣」を発表。閣僚経験者のメンバー入りで政権担当能力のアピールにつなげられるか
・旧民主党政権時にはネクストキャビネットを設置するもほとんど入閣に至らないケースも
・新田氏は「いい取り組み」であるとしつつも、「やるならガチで」と注文
立憲民主党の「次の内閣」 主なメンバー
立憲民主党は次の内閣=ネクストキャビネットを設置しました。主な顔ぶれは以下の通り。
新田氏は「いい取り組み」とコメント。
新田氏はかねてより「民主党政権の3年3か月の経験をもっとアピールできればいいのに」と感じていたとのことです。今回のようなネクストキャビネットを設置することで「対決型を打ち出しつつ、いつでも政権を担うことができる」と続けます。
かつて民主党がネクストキャビネットを設置したときと違い、玄葉氏や長妻氏など閣僚経験のあるベテラン議員の存在をアピールできる点も評価しました。
ちなみに、現在の岸田内閣の顔ぶれがこちら。
新田氏によると、ネクストキャビネットの本場イギリスでは副大臣や政務官まで揃え、議会では質問を直接対決でぶつけるとのこと。日本でいえば、ネクスト外務大臣の玄葉氏が現外務大臣の林氏に国会質問で直接質問をぶつけていくようなものです。
新田氏は「どっちが外務大臣としてふさわしいのかというアピールになる」「きちんとした質問をしなければ政権にいなされてしまうので質問の内容も上がっていく」と解説。「なぜ枝野さんがやらなかったのか疑問」とコメントしており、大きなメリットを感じているようです。
また、ネクストキャビネットの仕組みは党のメディア戦略としても効果があると新田氏は解説します。というのも、外務大臣候補と現職の外務大臣を直接対決させることで分かりやすい構図を作りメディアの注目を集めることができる、というのです。
新田氏「いい質問が出て現職がぼろを出すと野党としてはポイントになるし、与党にとっても緊張感のある政権運営につながる効果が期待できる」
ネクストキャビネットの歴史
旧民主党では1999年にネクストキャビネットを設置しています。しかし、2009年に民主党政権が発足した際に直前のネクストキャビネットから入閣したのは数人にとどまりました。
MC鈴木は「ネクストキャビネットを国民に示したならある程度反映させてほしいところ」とコメント。新田氏も「自民党みたいな決まり方をしたことにモヤッとした」と当時を振り返りました。
この歴史を踏まえMC鈴木は「ネクストキャビネットを決める時点でシビアにしないといけない」「党内の人が軽く受け止めていたらそれも意味がない」とコメント。
新田氏も「やるんだったらガチでやる」「政権を取ったら基本このメンバーでいくと決める方が良い。それで党の動きも決まってくる」とコメントしました。
さらに新田氏は「提案にしろ対決にしろ政策あっての政治家」「政策提案しないと国民に政権を任せられるかどうかを見てもらえない」とし、ネクストキャビネットの設置について「この試みは決して悪くない」と改めて評価しました。
動画本編はこちら!
新田氏は立憲のネクストキャビネットを評価!その理由は?
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