書店で万引後、店長にけが負わす 神奈川県教委、県立高校の男性教諭を停職6カ月

神奈川県東庁舎

 書店で万引し、店長にけがを負わせたとして、神奈川県教育委員会は15日、秦野市内の県立高校の臨時的任用職員の男性教諭(38)=窃盗と傷害の罪で起訴=を停職6カ月の懲戒処分とした。

 県教委によると、教諭は8月25日午後4時過ぎ、同市内の書店で書籍2点(販売価格計4290円)を盗み、万引に気付いた男性店長を店外で振り払って転倒させ、右膝に軽傷を負わせた。店長が取り押さえ、強盗致傷容疑で現行犯逮捕された。当時、所持金は約5万円だった。

 県教委の聴取に対し、教諭は「万引するつもりではなかった。自分のしたことが明らかになると思い、逃げようとした」などと説明したという。県教委は「不祥事が後を絶たず、極めて遺憾。全力で防止に取り組む」とコメントした。

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