男性2人死亡…立ち入り禁止の坑道で 別行動の男性2人を書類送検 入り口から300メートル付近で何が

坑道侵入疑いで書類送検=秩父市

 今年7月に埼玉県秩父市中津川の坑道内で男性2人が倒れて死亡した事故で、一緒にいた別の男性2人について、軽犯罪法違反の疑いで秩父署が書類送検していたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。

 捜査関係者などによると、坑道を訪れた4人は交流サイト(SNS)で知り合った仲間だった。東京・大田区の36歳と35歳の男性2人が坑道内から出てこなかったため、別行動をしていた男性が捜索し、入り口から約300メートルの場所で1人が倒れているのを発見し、119番。その後、もう一人も見つかった。

 事故後、一緒にいた男性2人から事情を聞くなどし、坑道が立ち入り禁止区域だったかどうかなどを捜査。トンネルは鉱山を運営する会社が管理し、男性2人は立ち入り禁止区域であることを知りながら坑道に入った疑いがあると判断した。

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