「純愛ディソナンス」中島裕翔と吉川愛が同日クランクアップ。「ごめんなさい、こんな主役で!(笑)」

フジテレビ系連続ドラマ「純愛ディソナンス」(木曜午後10:00)は9月22日の放送で最終回。このほど、主演の中島裕翔とヒロイン・吉川愛が同日にクランクアップを迎えた。

本作は、新田正樹(中島)と和泉冴(吉川)の禁断の関係を描く、純愛ながらドロドロなストーリーが見どころだ。新任音楽教師と生徒という間柄で2人が出会った第1部では、お互い本心で向き合えないまま決別するが、ひょんなことから5年後に再会。冴は成人し、正樹は妻帯者となっていた――。第2部の舞台では、“セカンドパートナー”という概念も加わり、より複雑な関係性に。青春と恋とサスペンスを描いた第1部よりも恋と仕事における女同士・男同士のバトル、さまざまな思いが交差する大人の人間模様を色濃く映し出している。単なる恋愛ドラマではなく、さまざまなことが絡み合って起こる事件性、エキセントリックな展開がちりばめられ、終盤もより一層物語が加速している。

中島よりも一足先に撮影を終えた吉川は「4カ月間大変お世話になりました、お疲れさまでした! 終わるのがすごく寂しいです。撮影中は皆さんにすごく助けていただいて、お芝居がしやすい環境を作っていただいたので、本当に助かりました。最終話までオンエアを楽しみにしています。またこの現場の皆さんとご一緒できるように頑張ります!」と感謝を述べ、笑顔で真夏の撮影期間を振り返った。

その同日に、中島も撮了。「カット! オッケーです!」の一声がかると、両腕を上げて笑顔になる中島に、木村真人監督から“(撮影現場からの)卒業証書”が渡された。「ピアノと眼鏡で癒やし、ダークな魅力で悶絶させ、日本全国の女性を“沼らせた”正樹さんに『純愛ディソナンス』オリジナルサンダルをお送りします」という言葉とともに、卒業証書と全キャストおそろいのサンダルを受け取った。

中島は、まず「皆さまには感謝しかないです。猛暑の中、マスクをして、帽子もかぶって完全装備の中での撮影だったのに…。感染と熱中症対策をしっかり厳守していただいたおかげで、現場が止まることもなく完走できたのは、本当に皆さんのおかげです」と思いを伝えた。

そして、今まで見せたことのない表情でダークな人物を演じきり、「自分自身、久々の連ドラ主演、しかもオリジナル作品ということもあって本当に不安だらけでした。今までに見たことのないキャラクター像を作りたかったのですが、自分が出したアイデアが少し違ったり、生意気なことを言ったりしてしまったこともあったかと思います。でも皆さんには本当にいい環境と空気感を作っていただけて助けられました。ごめんなさい、こんな主役で!(笑)。頼りなかったと思うのですが、共演者の方々をはじめ現場の皆さんのおかげで完走できました。お別れするのが本当に寂しい…意外としんみりしちゃいました(笑)。お世話になりました!」とすがすがしい表情を見せた。

撮影を共にした佐藤隆太からは、キャスト&スタッフを代表し、記念品を贈呈。別番組のロケで地方へ行っていた髙橋優斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)からは、サプライズのビデオ通話がかかってくるなど、和やかな撮影現場のまま全シーンが撮り終えられた。

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