今が旬!「のもざき伊勢エビまつり」 30日まで、6店舗で限定料理提供

伊勢エビの発送作業をする活魚流通センターの職員=長崎市脇岬町

 第23回「のもざき伊勢エビまつり」が長崎市の野母崎地区で開かれている。取れたての伊勢エビを使った限定料理が味わえたり、市価よりも割安で販売するなどして、地域の特産品をアピールする。30日まで。
 市や野母崎三和漁協などでつくる同実行委主催。野母崎の伊勢エビは、近くの海にいる小魚やムール貝などの豊富な餌を食べて育つため、身がしまって味が濃く、甘みが強いのが特長。

伊勢エビの限定料理を味わう浅井さんと長女=長崎市高浜町

 脇岬町の同漁協活魚流通センターでは、新鮮な伊勢エビを通常より2割ほど安く1キロ(約2~4匹)7020円で販売している。先着500人は発送料無料。
 伊勢エビ料理は、刺し身やトルコライス、天丼などを六つの店で提供。店舗はまつりのフェイスブックから確認できる。店によっては予約が必要。
 毎年、足を運ぶという熊本市の団体職員、浅井百花さん(33)は、高浜町の四川菜Rinrinで「伊勢エビのチリソース」を2人の子どもと味わった。「身に厚みと弾力があっておいしい。(伊勢エビのダシとみそがきいた)あんにはコクがあった」と顔をほころばせた。
 伊勢エビ漁は8月下旬から翌年5月下旬まで。同漁協などによると、水揚げ量は昨年約2.8トン、一昨年は約2トンと減少傾向だったが、今年は8月21日の解禁から8日間で約1.5トン(前年同期413キロ)超。同センターの楠本晋平所長(37)は「近年では豊漁。旬のこの機会に来てほしい」と話した。
 問い合わせは同センター(電095.893.1103)。


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