宮城・丸森町風力発電計画新たな住民団体が受け入れ含め慎重に判断するよう町に求める

風力発電が計画されている宮城県丸森町で、町に対し計画の受け入れを含め慎重に判断するよう求める住民団体が発足しました。

丸森町では、エネオスの子会社のジャパン・リニューアブル・エナジーが風車15基を、三菱HCキャピタル子会社のHSEが風車12基をそれぞれ計画しています。

このうちHSEの予定地を抱える地区の住民ら16人が丸森町の新世紀を拓く会を発足させ、15日にメンバー3人が保科郷雄町長に要望書を手渡しました。

要望書では、風力発電計画にどう対応するか慎重に判断するよう求めるとともに、今後自分たちでHSEの計画の安全性や地元への貢献度などを調べるとしています。

丸森町の新世紀を拓く会大槻謙喜会長「HSEの計画について調査研究します。町に対してまとめたものを提言しますので、ご判断くださいということです」

これに対し保科町長は「しっかりと検討する」と応じました。

HSEなど2社の計画をめぐっては、反対する住民の団体が住民との合意がない限り事業を進めないよう強く求める請願を町議会に提出し、15日に採択されています。

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