映画で社会問題考えよう 延岡の市民団体が催し

映画を通し、社会問題を考えるイベントを企画した山中はるな代表

 延岡市の市民団体「宮崎ソーシャルシネマプロジェクト実行委員会」(山中はるな代表、16人)は、映画を通して持続可能な開発目標(SDGs)について学ぶイベントを計画している。来年1月までに3回を予定。平和やジェンダー、フードロスといった社会的課題を扱った映画を上映後、映画のテーマについてゲストや来場者で話し合い、深掘りする。第1回の17日を前に、メンバーは「新しい発見や出会いの場になれば」と意欲を語る。
 上映を通じ、新たな学びや交流の場をつくり、課題解決に取り組む人を育てようと企画。第1回の上映作品は「アレッポ 最後の男たち」。内戦が続くシリアの都市アレッポで、生き埋めになった市民の救助活動を行う民間防衛隊を追ったドキュメンタリー。上映後には、大阪で空襲を経験した新名和子さん(日向市)らを招き、トークセッションとワークショップを行う。
 イベントはいずれも延岡駅前西口街区ビルの「waiwai PLAY LAB(ワイワイプレイラボ)」で、午後2~5時。大人千円、大学生以下500円。定員は各40人で、予約制。空きがあれば当日でも受け付ける。
 山中代表(44)は「難しいことを考えずに見に来るだけでいい。明日から何か始めようというきっかけになればうれしい」と話している。
 申し込み、問い合わせは m.socialcinema@gmail.com

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