上空から 姿を見せた新サッカースタジアム 2年後開業 日本代表戦の可能性も

広島市で建設が進む新しいサッカースタジアムが徐々に姿を現しています。2年後の開業後は、日本代表戦の可能性も…。スタジアムの建設は、どれくらい進んでいるのか、上空から見てみました。

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巨大なクレーンがいくつも並び、完成に向けて着々と工事が進んでいます。着工からおよそ半年、新しいスタジアムの姿が見えるようになってきました。

末川 徹 記者
「城南通りに来ています。この場所からサッカースタジアムの建設現場、よく見渡すことができます。鉄骨部分ができあがってきているなといった印象です」

スタジアムに近い広島市のホテルで湯崎知事や松井市長などと会談したのは、日本サッカー協会の 田嶋 幸三 会長です。

完成したあかつきには、「新しいスタジアムで日本代表戦や平和祈念試合を開催してほしい」と要望を受けた田嶋会長は…。

日本サッカー協会 田嶋 幸三 会長
「間違いなく、われわれ(日本代表)は、ここでやれるスタジアムだと確信している。まず、サンフレッチェが強くなることが、盛り上がることが大切だが、今、ぼくの中では、ここが “ブルー” になっている」

「代表チームだからこそ、平和を世界に発信できる部分もある」などと、開催に前向きな姿勢を示しました。

末川 徹 記者
「基町クレドのふれあい広場です。サッカーといえば、11月、ワールドカップが開かれます。こちらは、日本代表が実際に乗るバスだということです。色使いなど力強さを感じます」

16日、特設されたこちらの会場では、レプリカユニフォームなどのグッズ販売や、日本代表に応援メッセージを送るコーナーもありました。

メッセージを書いた人たち
「世界で一番になってほしいなと思って書いた」

「日本の青で世界を染めてほしい」

建設現場北側の仮囲いに飾られたのは、縦2メートル・横100メートルの巨大な絵です。

色鮮やかな花や動物があしらわれ、新たに生まれ変わる広島の躍動感や希望が表現されています。

作品は、基町高校の生徒が色味や構図などを話し合いながら、ことし3月、制作を開始…。小学生や幼稚園なども連携して花の絵を書いたり、シールを取り付けたりしたということです。

制作した高校生
「1年を通して楽しんでもらえるように工夫した。(近くで見て)少しでも明るい気持ちや前向きな気持ちになってもらえたら」

末川 徹 記者
「高校生たちがつくった作品が並んでいます。近くまで来てみると、スタジアムの迫力が伝わってきます」

「現在、4階部分までスタンドを建設中ですが、7階部分、そして屋根もできるので、今の段階より倍近くなるのではと担当者が話していました。再来年のJリーグ開幕までに間に合わせたいということなので、街のにぎわいがどうなるか、非常に楽しみです」

サッカースタジアムは来年度末に完成、再来年の2024年2月開業を目指しています。

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