部分切除か全摘出か・・・再建をするのか・・・いざとなると困りごとばかり 両側乳がんになりました162

次の誰かのためにと綴っています。

お便りです・・・40代女性

「番組は観られていませんが、インターネット?で読ませて頂きました。大変参考になります。似たような体験をされていてお元気だと勇気や希望になります。ありがとうございます。私も両側乳癌です。左は4年位前に自分で見つけました。良性だろうと言われ、マンモとエコーのみで様子見。今年5月の健康診断で右にも新たにしこりが出来ているとのことでした。6月にはじめて細胞診をして、7月に組織診、左はおとなしい粘液癌、右は厄介な癌だと言われました。私は18歳の時に右の卵巣も摘出しており、今年3月にも仙骨と直腸の間に出来た腫瘤を摘出したばかり。以前から診てもらっていたはずなのに…と、とてもとてもショックです。祖母が膵臓癌で亡くなったこともあり、今月はじめに遺伝性のものかどうか血液で検査をしており、今は結果待ちの状況です。部分切除か全摘出か…再建をするのか…家族にはいつどう伝えるか…など、今は仕事をしていないので、毎日毎日考え悩んでいます。同じような体験をしている方なら…と思い、勇気を出してメールしました。」

ありがとうございます。日本人女性の「デンスブレスト(高濃度乳房)」は40歳代 55-70% (※笠原善郎、他 高濃度ワーキンググループ)とされ、病理的にも非常に判断が難しいところだということです。まさに、私と同じように調べていたのに健康診断で両側かも、、と言われて驚かれたことと思います。

なので、私も若いころから調べていましたが、主治医には「見つかったときがタイミングなのでここからちゃんと治療しよう」と言われました。何度も細胞診や組織診をすることは身体的にもデメリットなので経過観察だったのではないかと思います。

現在、結果待ちとのことですが両側ですと、遺伝学的検査(HBOC)も血液でできますし、それによって手術や治療法も変わってきます。最終的に摘出したもので病理を見ないと、左右のタイプもわかりませんから、まずは主治医の先生とよくよくご相談されてみることをお勧めします。(もうすでに私のときより、HBOCが手術前にできるだけで医療的には進歩していますし、手術後のチョイスもこの2022年の夏から増えているものもあります。)

家族は私の場合はすべて治療法が決まってからでした。毎日思い悩むのもなかなかしんどくなりますので、まずは好きなものを食べて、終わったあとの楽しいことを考えることを並行してされることもおすすめしたいと思います。またご報告をお待ちしています。

さて・・10月はピンクリボン月間です。今年はいろいろなことを企画していますのでこちらでまたお届けできればと思います。今回は私の住む札幌のイベントです。「ピンクリボン in SAPPORO」が9月25日に行われます。

乳がん検診の大切さを伝える啓発団体として、設立16年。今年もピンクリボン in SAPPOROがチカホに。会場ではステージイベントやマルシェを行い、夜はさっぽろテレビ塔もピンクにライトアップもされるそうです。

Ⅰ 13:00~ (※複数回行います)

乳腺外科医師による乳がんミニトーク(15分間) 13:00~

講師:ピンクリボン in SAPPORO 代表(東札幌病院ブレストケアセンター長)大村 東生他

Ⅱ 13:20~

ほぼ魔法使い スペンサートリックスのマジック&トーク「あらゆる不安の解除法」

Ⅲ 14:30~ 大学生ステージ

藤女子大学マンドリンクラブ「フジ・フロイライン」

●ピンクリボンマルシェ ※売上の一部はピンクリボンへ寄付されます。

・手作り作家さん大集合
・季節の野菜販売

ピンクリボン in SAPPORO2022

9月25日(日)午前11時~午後5時@札幌駅前地下歩行空間(チカホ)北3条交差点広場

https://pinkribbonsapporo.web.fc2.com/prs2022/prs2022.pdf

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