県内コロナ新規感染 3週連続で減 直近1週間 病床使用40%下回る

 岡山県は16日、直近1週間(8~14日)の新型コロナウイルス感染状況をまとめた。新規感染者数は1万1678人と3週連続で減少し、前週(1~7日、1万5667人)より約3割の減。病床使用率が7週ぶりに40%を下回るなど各種指標も改善傾向が続いている。

 1日当たりの新規感染者数は1週間を通じて前週の同じ曜日を下回った。クラスター(感染者集団)は高齢者施設や医療機関などで44件(前週41件)発生。感染者の年代別割合は10歳未満17.7%(同17.0%)、10代18.0%(同16.7%)といずれもわずかながら増加しており、2学期開始の影響が表れているとみられる。

 各種指標では医療の逼迫(ひっぱく)度合いを示す病床使用率が39.9%と8.0ポイント改善した。10万人当たりの療養者数は514.4人で前週より462.5人減少。全体のレベル判断は5段階のうち上から3番目の「レベル2」を維持する。

 県保健福祉部は「流行『第7波』は収束局面に入ったとみられるが、それでも第6波のピーク並みの水準。引き続き感染対策を徹底してほしい」としている。

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