秋田県議会の佐藤正一郎議員は16日の県議会本会議で、8月の記録的大雨の対応に当たっていた職員が自殺していたと指摘した。パワハラを示唆する文書を残していたと述べた。佐竹敬久知事は「志半ばの職員が亡くなったことは把握しており、大変残念だ」とし、調査を実施していると答弁。ただ、遺族の了解が得られていないとして、自殺かどうか詳細は明らかにしなかった。
佐藤議員によると、男性職員が8月、職場敷地内で亡くなっているのが見つかり、上司からのパワハラを示唆する遺書が自宅にあったという。
佐竹氏は「災害対応期間中の出来事なので、さまざまな観点から調査している」と述べた。