「あんなボランチじゃ勝てねぇ!」「ふざけんな」 柴崎岳が鹿島時代のSB起用にブチ切れた秘話

Jリーグ史上最多優勝を誇る“常勝”鹿島アントラーズ。チームをスカウトとして支え続えてきた椎本邦一さんが、DAZNのFOOTBALLに出演した。

この番組は内田篤人の冠番組でもあるが、内田も椎本さんがスカウトした選手のひとり。2人は旧知の間柄だけにさっくばらんに語りあったが、柴崎岳の秘話も明かしていた。

椎本邦一さん(鹿島アントラーズ)

「(柴崎と言い合いになったという話について)よぉ知っとるなぁ。

彼が入ってきて、まだ半年も経たない時かな。大学生と練習試合をやったの。

その時に岳は監督にサイドバックをやれって言われて、まぁやったのよ。

その練習試合はあんまりよくなかったの、内容も。

岳が終わってから、最初、日本人のコーチになんで僕にボランチをやらしてくんないんですかっていう話をしたみたいなんだよね。

岳は怒って、バッと(言った)。先輩たちだよ、あんなボランチじゃ勝てねぇ!!とか言い出して(笑)

で、そのコーチにあいつと話して下さいって言われて、岳も熱くなっていて、壁を思いっきり蹴りやがって。

こっちも頭にきて、ふざけんな、その態度なんだって言って。

別に監督はお前にずっとサイドバックをやらせるわけじゃない、色んなポジションで経験して…でも、あいつもプライドあったんじゃない。

でも、ボランチが2人とも日本代表候補とか入ってるやつで…(笑)」

2011年にオズワルド・オリヴェイラ監督が率いる鹿島に加わった柴崎。青森山田高校を卒業して間もない頃に指揮官の采配に激怒したことがあったそう。日本代表クラスだった先輩ボランチじゃ勝てない!とまで言ったとか。

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内田も「すげぇな、あいつ…」と驚いていたが、椎本さんによれば、すぐに普通の関係に戻ったそう。そのうえで、プロの世界ではそういった気持ちがあることは大事とも2人は話していた。

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