横浜にコスプレーヤーら200人 「海ごみゼロ大作戦」 横浜駅周辺や臨港パークでごみ拾い

ごみ拾いするコスプレーヤーたち=横浜市西区

 アニメやマンガのキャラクターなどの姿にふんして、ごみ拾いをするイベント「コスプレde海ごみゼロ大作戦」の開会式が17日、横浜市西区のパシフィコ横浜で行われた。コスプレーヤーら約200人が同区周辺で清掃活動に取り組み、自らきれいにした横浜の街を背景に撮影会にも臨んだ。

 日本財団と環境省が25日まで展開する全国一斉清掃キャンペーン「秋の海ごみゼロウィーク2022」の一環。会には日本財団の笹川陽平会長や西村明宏環境相、横浜市の山中竹春市長らが出席した。山中市長は「横浜は海のイメージも強い。この街から、海洋ごみをなくすムーブメントが広がってほしい」と期待を込めた。

 開会式後、横浜駅西口周辺(西区)と臨港パーク(同区)などに移動したコスプレーヤーらは、たばこの吸い殻などのごみをトングで拾い集めた。

 コスプレ衣装を身にまとって参加した港北区在住の20代の男性会社員は「子どもが一緒にごみ拾いをしてくれた。コスプレしているからこそ、近寄ってくれたと思う。ごみ拾いから次の世代が環境保護を考えるきっかけになればうれしい」と話した。

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