
共産党の志位和夫委員長は17日、1922年の結党から創立100周年を迎え党本部で記念講演会を開いた。改選6議席から4議席に後退した夏の参院選を振り返り、ロシアのウクライナ侵攻による「改憲や大軍拡の流れ」の影響を受けたと指摘。来春の統一地方選をにらみ「必ず反転攻勢を実現しよう」と訴えた。日本の政治を変える道は「野党共闘しかない」とも強調した。
岸田政権に対し、安倍晋三元首相の国葬実施決定までの経緯や、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党議員との関係が相次いで浮上する現状に触れ「政治モラルの退廃が底なしになっている」と批判した。