カブス・鈴木誠也が父親産休リスト入り シュウィンデルはDFAに

日本時間9月18日、カブスは鈴木誠也を父親産休リストに登録したことを発表した。第1子の誕生に立ち会うため、すでに日本に向けて出発したという。この日、カブスは一連のロースター変更のなかでエステバン・キロスをAAA級アイオワから昇格させ、右肩の故障で開幕から戦列を離れていたアドバート・アルゾライが60日間の故障者リストから復帰。ロースターの枠を空けるためにフランク・シュウィンデル、ショーン・ニューカムの2選手がDFAとなった。

父親産休リストとは、子供の誕生が迫っている、もしくは直近48時間以内に子供が誕生した場合に、チームを24時間以上72時間以下のあいだ離脱できる制度のことである。このリストに登録されている期間のサービスタイム(メジャー登録日数)は加算される。

鈴木は今季ここまで104試合に出場して打率.263、13本塁打、45打点、9盗塁、OPS.769をマーク。9月は13試合に出場して打率.304、3本塁打、5打点、1盗塁、OPS.882と好調だったが、日本時間9月15日のメッツ戦で左手に死球を受け、同17日のロッキーズ戦は守備固めでの出場となっていた。X線検査の結果、骨に異常がないことは確認されている。

鈴木の穴埋めとしてメジャー昇格を果たしたキロスはメキシコ出身の30歳の内野手。今季はAAA級アイオワで40試合に出場して打率.212、3本塁打、13打点、OPS.680と不本意なシーズンを過ごしているが、マイナー通算681試合に出場して打率.285、OPS.876の実績を誇る。

なお、昨年の8月と9~10月に2カ月連続で月間最優秀新人に選ばれるなど、29歳でブレイクを果たしたシュウィンデルだが、今季ここまで75試合に出場して打率.229、8本塁打、36打点、OPS.635と低迷。8月にはマイナー降格も経験し、ロースターの枠を空けるためにDFAとなった。

また、ニューカムは開幕直後のトレードでカブスに加入したが、17試合に登板して防御率9.13と結果を残せなかった。

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