【インタビュー】大河ドラマ「鎌倉殿の13人」きづき演じる鶴丸は明け透けな性格!?

現在放送中のNHKの大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に鶴丸役で出演して注目の若手俳優・きづき。これまでドラマ「監察医朝顔」や、AmazonPrimeのPrime兄弟のCM、りそな銀行のCMなどに出演し気づいた方も多いのでは。「鎌倉殿の13人」では坂口健太郎演じる北条泰時と行動を共にすることが多く注目の俳優だ。

ジェイタメ編集部では、活躍中のきづきを直撃し話を聞いた。

――役者としての活動はいつから?
大学で演劇のサークルに入ったのがお芝居との出会いです。それから演劇をずっと続けてきて2014年に、サークルの先輩の紹介もあり今の事務所に入れたんです。仕事としては翌年、BSフジの「ブサイクの神様」に、これまたサークルの別の先輩の推薦で出させてもらったんです。自分としてはすごく運が良いなと感じてます。

――大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演が決まった時の感想は?
オファー頂いた時は、すでに放送が始まっていて、普通に視聴者だったんです。憧れの大河だし、面白いなと思って観ている作品に出れるというのが凄く嬉しくて‥さらに、役の説明を受けて、北条義時の息子・泰時の幼馴染で、泰時が成長してからも支えていく役ということで、物語の主軸の部分に関われる役ということが分かって‥嬉しさはもちろん、緊張感や責任感がドバっと来たんですけど、この作品に出るからには“きづき”がやって良かった、と思ってもらえるように役を演じたい!と奮起して挑みました。

――鶴丸ってどんな人?
鶴丸は幼少期に川でおぼれかけたところを義時の妻・八重に救われるのですが、その代わりに八重が命を落としてしまします。妻を失った義時は鶴丸を責めることなく育ててくれ、泰時は親友として側においてくれます。その恩に報いるために鶴丸は命がけで北条家と泰時を守りたいという気持ちがベースにあります。その上で、妻と母の死を前向きに乗り越えようとしている義時や泰時の前では、罪の意識は見せることなく、明るくサポート出来るように振舞っているんだと思います。性格としては、ずうずうしくて、裏表がなく、明け透けな性格かなって思ってます。泰時は真面目で堅物な性格で、ことある毎に考え込んでしまうんですけど、そういう時に対照的な鶴丸が背中を押してやる役柄なのかなって思います。

――きづきさんにとって大河ドラマってそんな存在?
現場入る前は、憧れの場だったんですけど、今はとっても大切な存在です。
いざ現場に入ってスタッフや出演者の皆さんとご一緒させてもらって、毎現場、毎シーン学ぶ事だらけだし、皆さん面白い作品を作る!って事に対して熱が凄くある現場なので、今までの現場ももちろんそうですけど、間違いなく今、自分にとって勉強になっている場だなと感じます。

――大河ドラマの撮影ってどんな?
いい緊張感はあるけど殺伐とはしていない熱のある現場で、1年以上かけて作品作りをする大河ならではの空気感を感じています。例えば、北条家の方々は役と同じように、普段でも家族のようです。鶴丸を演じる僕にも小栗さんは時に父親のように温かく接してくれて、坂口さんは友達のようにおどけたり、僕の話に耳を傾けてくれます。
そんな雰囲気の中で、監督や共演者の皆さんはいつも一緒に作品を作ろうという感じでいてくれるので、演技で迷ったときは皆さんに相談しながら、一緒に鶴丸を作り上げている感覚があります。

――番宣どうぞ
これから義時さんがどうやって鎌倉を平和に導くのか? 泰時がどう成長して行くのか、義時と泰時の関係性がどう変わって行くのか!? その二人を僕が演じる鶴丸がどう支えていくのか? 是非注目してください。

<プロフィール>
きづき(本名:城築創・きづき はじめ)
【生年月日】1990年12月28日
【出身】東京都
【趣味】野球、ボクシング、ドライブ、観葉植物

――趣味のボクシングって?
去年の6月からジムに入って始めたんです。最初は週2~3回通ってたんです、今は撮影があってなかなか行けてないんですけど。

――どんな休日?
レンタカー借りて最近はドライブがてら北条氏ゆかりの地を巡ったりもします。神社や義時さんのお墓とか、北条家があった土地とかに行ってみたりしてます。ここに屋敷があったんだ!って歴史と現実が結びついて不思議な感覚がありますね。あとは温泉行ったり、映画観たり。最近印象に残った映画はインド映画の「きっと、うまくいく」です。

――観賞植物は何を育ててるの?
パキラとアデニウム、それとドラセナ、ウンベラータにコーヒーの木とか、全部で6種類くらいかな。植物が成長していくのを見るのが楽しいんです。

――愛用品一つ教えてください
足袋ソックスです。今回の鎌倉殿の撮影に入るということで稽古の時に便利かなと思って買ったんです、実際履いてみらた履き心地が良くて(笑)。鎌倉時代は裸足に草履なので撮影で足袋は履かないんですけどなんとなく気持ちが上がるので履いてます。


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