カージナルスがダブルヘッダー連勝 3年ぶり地区優勝へマジック9

ナショナル・リーグ中部地区の首位を走るカージナルスは、本拠地ブッシュ・スタジアムで行われたレッズとのダブルヘッダーに連勝。2019年以来3年ぶりとなる地区優勝へのマジックナンバーを「11」から「9」に減らした。通算700本塁打への挑戦が注目されるアルバート・プホルスは、第1試合はスタメン出場で3打数0安打2四球、第2試合は代打で登場して1打数0安打。史上4人目の快挙へ残り15試合で2本塁打が必要だ。

ダブルヘッダー第1試合【レッズ1-5カージナルス】@ブッシュ・スタジアム

カージナルスは2回裏にトミー・エドマンのタイムリーなどで2点を先制すると、3回裏にはブレンダン・ドノバンのタイムリーとヤディアー・モリーナの5号2ランで3点を追加。7回表にTJ・フリードルのタイムリー二塁打で1点を返されたが、5対1で勝利した。カージナルス先発のダコタ・ハドソンは8回6安打1失点(自責点0)の快投で8勝目(7敗)をマーク。レッズ先発のマイク・マイナーに12敗目(4勝)が記録された。

ダブルヘッダー第2試合【レッズ0-1xカージナルス】延長11回タイブレーク@ブッシュ・スタジアム

レッズ先発のハンター・グリーンが「100マイル以上を1試合47球」というメジャー新記録を作り、6回4安打11奪三振無失点の好投を見せたが、カージナルス先発のホセ・キンタナも8回2安打6奪三振無失点と見事なピッチング。試合は両軍無得点のまま延長11回に突入し、最後は内野5人シフトで三塁付近を守っていた中堅手ニック・センゼルのホームへの送球が三塁走者アンドリュー・キズナーの肘に当たるという珍しいプレーでカージナルスがサヨナラ勝ちを収めた。カージナルス4番手のスティーブン・マッツが5勝目(3敗)をマーク。レッズ先発のフェルナンド・クルーズはメジャー初黒星(0勝)を喫した。

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