今季も多くの日本代表がプレーする欧州サッカー。カタールW杯も迫っており、代表選手の各クラブでの立ち位置が気になるところだ。
そこで今回は日本代表選手たちとポジションを争っている選手たちを見ていきたい。
アレクサンドル・ゴロヴィン
今季リヴァプールからモナコへ加入した南野拓実。チームは前線が人員過多気味であり、競合相手も多くなっている。
その中でも同じく起用法が定まっていないゴロヴィンは直接的なライバルの一人と言えるだろう。
母国開催となった2018年のW杯でロシア代表の一員として活躍し、その後モナコへ引き抜かれたMFである。
現在攻撃陣は全体的に不調に陥っているが、果たして最初に定位置を掴むのは誰になるのだろうか。
レアンドロ・トロサール
好調ブライトンの攻撃を牽引するエース、トロサール。
彼はユニオンでのローン期間を終え、今季から正式にチームに加わった三笘薫にとって強力なライバルだ。
ここまでプレミアでは全試合に先発、一方の三笘は4試合の途中出場にとどまっているが、短い出場時間の中で好パフォーマンスを披露している。
直近では、近年のブライトン躍進の立役者だったグレアム・ポッターがチェルシーの新監督に就任。後任次第では、両者のポジション争いにも影響があるかもしれない。
マリオ・ゲッツェ
かつて若くしてドルトムントでブレイクしたゲッツェ。
かつて香川真司らとポジションを争った神童も紆余曲折を経て今季PSVからフランクフルトへと加入、ドイツ復帰を果たしている。
そのフランクフルトでは同じく攻撃的なMFである鎌田とポジションが被っている。システムによっては鎌田がサイドや中盤の後方でプレーしており、共闘する場面も多くなっている。
今夏の移籍市場では鎌田を残留させるべく、ベンフィカの指揮官に手を引くよう自ら直談判して話題に。自身も共にプレーすることを望んでいたようだ。
ベン・ホワイト
負傷明けで慎重に起用されている冨安健洋にとって直接的なライバルとなっているのがホワイトだ。
アーセナルに加わった昨季は主力センターバックとして活躍したものの、マルセイユで大きく飛躍したサリバがローンバックしたことで今季は右サイドバックでプレーしている。
チームが好調なスタートを切ったこともあってホワイトの評価は高いが、一方で冨安もコンディションは順調に戻りつつある。
より厚みが増したアーセナルの最終ラインでは、激しいポジション争いが繰り広げられそうだ。
ダビド・シルバ
今季から完全移籍でレアル・ソシエダへ加入した久保建英。ここでは元スペイン代表のスター、ダビド・シルバとチームメイトとなった。
プレースタイルも近い二人だが、シーズン開幕直後から息の合ったコンビネーションを見せるなど、上手く共存している。
ただ、離脱しているエースのオヤルサバルが復帰となると、久保がシルバとポジションを争う可能性も。
【写真】日本代表、2022年にピークを迎えていなければならなかった10名
現在の布陣も十分魅力的だが、いずれにせよシーズンを通してハイレベルな競争が行われることは間違いなさそうだ。