認知症への理解を深める9月21日の世界アルツハイマーデーに合わせ、福井市の一乗谷朝倉氏遺跡のライトアップが18日行われた。認知症への理解と支援を示すオレンジ色の光で、唐門が幻想的に照らし出された。
福井東ロータリークラブ(RC)が県や市などと行う「オレンジハート運動」の一環で、今年で4回目。
ライトアップは午後6時ごろに始まり、暗くなるにつれて唐門が浮かび上がった。周辺にはろうそくが入ったカップが並び、虫の声と、二胡やサックスの演奏が響く中、優しい炎が揺らめいた。
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同RC会員で精神科医の貴志英生さん(61)は「多くの人が認知症という病気を理解し共生する社会になってほしい」と話した。
ライトアップは19日も予定されていたが、台風による悪天候が予想されるため中止となった。