「残された試合は少ない」 FC琉球、J2残留へ崖っぷち 5試合連続で無得点

FC琉球-山口 前半24分、シュートをセーブする琉球GKのダニー・カルバハル=タピック県総ひやごんスタジアム(伊禮健撮影)

[Оne Ryukyu 琉球一心][2022 明治安田生命・J2 LEAGUE](第37節)

 サッカーの明治安田生命J2第37節第2日は18日、各地で9試合が行われ、最下位22位のFC琉球はタピック県総ひやごんスタジアムで17位のレノファ山口FCに0-1で敗れた。通算成績は6勝12分け19敗。5試合連続無得点で6戦連続で勝ち星から遠ざかった。リーグは残り5試合。20位ザスパクサツ群馬との勝ち点差は6に開き、降格圏から脱出する争いはより厳しさを増した。

 琉球は0-0で迎えた後半21分、負傷離脱していたDF沼田圭悟とFW清武功暉が復帰して途中出場。良い流れをつかみかけたが同29分に一瞬の隙を突かれ、ショートコーナーから失点した。同31分にFW上原慎也とMF加藤恒平、同34分にはFW人見拓哉を投入。同41分には沼田のクロスを人見が頭で落とし、上原慎がシュートを放ったが、ゴール右ポストをかすめ、直後のCKは上原慎のヘディングがバーの上に外れた。

 スタジアムには1810人の観客が訪れた。次節は25日午後6時から栃木グリーンスタジアムで栃木SCと対戦する。

■スタイルの徹底が今、最も大切

 J3降格圏から抜け出したい琉球だが、またしても得点を奪えずに0-1で敗れた。5試合連続の無得点。残り5試合となり、J2残留に必要な20位との勝ち点差は6に開き、まさに崖っぷちに立たされた。

 琉球は前半、山口に押し込まれ、何度も決定機をつくられたが、GKダニー・カルバハルの好セーブなどでしのいだ。後半途中からは左SB沼田圭悟が左足首の負傷から約2カ月半ぶりに復帰。DFラインでパスを回しながら正確なクロスを送り、好機を演出した。

 途中出場のFW上原慎也は相手DFの裏を狙い、惜しいシュートも放った。シュート数は山口の10本に対し琉球6本。ただ隙を突かれた一本のシュートコーナーで競り負けた。

 上原慎はナチョ・フェルナンデス監督が掲げるスタイルの徹底が今、最も大切だという。中盤でボールを奪われるリスクを避けて前線にクロスを放り込むことだ。「中途半端にならず割り切ってスタイルを突き詰めたい」と勝ち点3奪取に決意をにじませた。

 沼田は「相手が構えている所に蹴っても難しい」と話し、リスクを避けつつも左右に揺さぶってから効果的に攻めることは両立すると考える。「徹底」と「プラスαの判断」。場面ごとに狙いを統一することが必要不可欠だ。(溝井洋輔)

■チャンス決め切れず

 FC琉球のナチョ・フェルナンデス監督の話 相手よりビッグチャンスをつくったが決め切れなかった。繰り返すセットプレーの失点は絶対に改善しないといけない。残された試合は少ない。顔を下げず、諦めず、チャンスクリエイトを続け、決めるしかない。

山口11勝10分け16敗(43) 10-01-00 琉球6勝12分け19敗(30)

▽得点者【口】佐藤謙(1)

▽タピスタ

▽観衆 1810人

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