<レスリング>カイル・スナイダー(米国)が4度目の世界一…2022年世界選手権・最終日

 

 【ベオグラード(セルビア)】2022年世界選手権最終日は9月18日、セルビア・ベオグラードで男子フリースタイル3階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、61kg級で樋口黎(日本)が優勝したほか、米国とイランが優勝を分けた。

オリンピックを含め4度目の世界一に輝いたカイル・スナイダー(米国)=UWWサイトより

 97kg級は、昨年の東京オリンピックと世界選手権でともに2位だったカイル・スナイダー(米国)が優勝。2015・17年に続いて3度目の優勝を達成。2016年リオデジャネイロ・オリンピックを合わせ、4度目の世界一へ。65kg級は、4月のアジア選手権を制したラフマン・アモウザドハリリ(イラン)が勝った。

 男子フリースタイルが終わり、米国は「金4・銀4」を獲得し、2017年以来の国別対抗得点優勝を達成。2位にイランが入った。

 各階級のファイナル成績は下記の通り。


男子フリースタイル

 【61kg級】=24選手出場

 ▼決勝
樋口黎(日本)○[Tフォール、2:41=10-0]●Reza ATRI(イラン)

 ▼3位決定戦
Arsen HARUTYUNYAN(アルメニア)○[Tフォール、3:57=12-0]●Seth GROSS(米国)
Narankhuu NARMANDAKH(モンゴル)○[9-0]●Islam BAZARGANOV(アゼルバイジャン)

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 【65kg級】=27選手出場

 ▼決勝
Rahman AMOUZAD(イラン)○[13-8]●Yianni DIAKOMIHALIS(米国)

 ▼3位決定戦
Iszmail MUSZUKAJEV(ハンガリー)○[4-2]●Haji ALIYEV(アゼルバイジャン)
Bajrang BAJRANG(インド)○[11-9]●Sebastian RIVERA(プエルトリコ)

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 【97kg級】=23選手出場

 ▼決勝
Kyle SNYDER(米国)○[6-0]●Batyrbek TSAKULOV (SVK)

 ▼3位決定戦
Magomedkhan Magomedovitch MAGOMEDOV(アゼルバイジャン)○[フォール、4:22=6-4]●Mohammadhossein MOHAMMADIAN(イラン)
Givi MATCHARASHVILI(ジョージア)○[5-3]●Vladislav BAITSAEV(ハンガリー)

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 《国別対抗得点》

[1]米国 198点、[2]イラン 150点、[3]日本 70点、[4]モンゴル 68点、[5]ジョージア 68点、[6]スロバキア 55点、[7]トルコ 47点、[8]ブルガリア 42点

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