台風14号は、きょう20日(火)の午前4時過ぎに新潟市付近に再上陸した。
台風14号は今後、東北を進むため、東日本や北日本では昼過ぎまで暴風や高波、大雨など荒れた天気に警戒が必要だ。
台風が過ぎたあとも、関東や北陸、東北南部を中心にスッキリしない天気が続く見込み。
一方、西日本は天気が回復して晴れる所が多いが、地盤が緩んでいる所があるため、引き続き、土砂災害などに注意が必要となる。
東・北日本は台風が離れたあとも不安定
台風14号は午前5時には新潟市付近にあって、1時間に45キロの速度で東北東に進んでいる。
台風はこのあと北陸と東北を東よりに北上するため、東日本や北日本では午前中を中心に荒れた天気が続きそうだ。
非常に強い風が吹き、雷を伴った非常に激しい雨が降るおそれがあるため、引き続き、暴風や高波、高潮、大雨に警戒が必要となる。
午後になると、北海道や東北北部では晴れ間が戻ってくるが、関東や北陸、東北南部では雲がとれにくく、台風一過の青空にはならない見込み。
断続的に雨が降り、太平洋沿岸ほど雨が長引きそうだ。
天気回復の西日本も土砂災害などに注意
一方、西日本はすでに天気が回復してきており.徐々に晴れのエリアが広がりそうだ。
ただ、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所や増水している川もある。
危険な状況は続くため、引き続き、土砂災害などに注意が必要となる。
日本海側は気温大幅ダウン 東京も夜は肌寒いくらいに
日中の気温はきのうより低い所が多く、特に日本海側で大幅に下がる見込み。
最高気温は札幌で16℃、新潟で21℃、松江で23℃予想など、いずれも10月上旬から中旬並みの涼しさとなりそうだ。
30℃まで上がる東京も、夕方以降、一気に気温が下がる見通し。
夜は朝よりも気温が低く、北よりの風も吹くため、半袖だと肌寒く感じられそうだ。
(気象予報士・多胡安那)