岡山県新見市にある「大佐山オートキャンプ場」は、高規格でファミリーに最適なキャンプ場です。ETC装着車なら「大佐スマートIC」から車で10分とアクセスも抜群。今回は筆者が夏休み8月中旬に行ったファミリーキャンプでの様子をご紹介します。
岡山県「大佐山オートキャンプ場」は大佐SICから車で10分!高規格でファミリーに人気
「大佐山オートキャンプ場」は、岡山県新見(にいみ)市にあるキャンプ場です。
大佐山(標高988m)の中腹、「風の聖域」とも呼ばれる大日高原に位置し、キャンプ場は標高450mほどのため夏でも涼しく過ごせます。
大日高原は県下でも有数のパラグライダー基地として知られ、キャンプ場周辺にもカヌーやシャワートレッキング、洞窟探検などのアウトドア経験が楽しめる豊かな自然が広がっています。
基本情報
まずは「大佐山オートキャンプ場」の基本情報をチェックしましょう。
- 名称:大佐山オートキャンプ場
- 公式サイト:https://www.0380.jp/
- 所在地:〒719-3507 岡山県新見市大佐小南1番地
- アクセス:ETC装着車は「大佐SAスマートIC」より上下車可10分 (大型車は利用不可)
中国道「新見IC」下車~R180~県道32 約30分
米子道「久世IC」下車~R181~県道32 約40分 - TEL:0867-98-3711
- 営業時間:9:00~18:00
- チェックイン:14:00~17:30
- チェックアウト:9:00~11:00
※GW、夏休み、その他連休を除いて早入・遅出オプションも利用可 - 営業期間:通年
- 定休日:火曜(GW、夏休み、年末年始は営業)
- 施設タイプ:区画サイト、トレーラーハウス、大型ロッジ
- ロケーション:芝、林間
- 場内施設:遊具、炊事棟、クラブハウス、洋式トイレ、コインシャワー、ランドリー、売店、自動販売機
- 利用タイプ:宿泊、日帰りデイキャンプ
- キャンプサイトの地面:土・芝
- 日帰りデイキャンプ:デイキャンプ(11:00 〜 14:00)¥1,100 (税込)
デイキャンプ(11:00 ~ 17:00)¥1,650 (税込)
※GWや夏休み、その他連休は利用不可
アクセス
ETCが装着されている車なら、「大佐SAスマートIC」より上下車が可能で、ICからキャンプ場までわずか10分で到着します。
なお「大佐SAスマートIC」からキャンプ場までの道路は、多くのナビの場合、対向できないほど狭い道を案内されるようです。
キャンプ場のホームページ上に、手書きのアクセスマップが用意されているので、ぜひそちらを確認することをおすすめします。
また鉄道の場合は、JR姫新線「刑部(おさかべ)駅」から徒歩30分となります。
急な坂道がありますが、送迎は対応不可で、鉄道の本数も非常に少ないため注意が必要です。
利用料金
大佐山オートキャンプ場の利用料金は、利用する施設に応じて、以下のように定められています。
- 区画サイト:
・料金 ¥4,400 (税込)〜 1泊1区画
※サイト上限人数1サイトにつき7名様まで(乳幼児もカウントに含みます)
・施設管理料 ¥200 / 名 (税込)※小学生未満は無料 - トレーラーハウス:
・ 料金 ¥20,000(税込)1泊
※4名まで一律。5名以上は\2,500(税込)/名 加算
・施設管理料 ¥200 / 名 (税込)※小学生未満は無料 - 大型ロッジ:
・料金 ¥29,700 (税込) 1泊1棟
・施設管理料 ¥1,100 / 名 (税込)※小学生未満は無料
予約方法
予約は公式サイト上から行うことができます。
なんと各テントサイトを公式サイト上でVR見学することができ、サイト番号を指定して予約できます。
サイトの雰囲気や、トイレや遊具との距離などを実際に確認したうえでサイトを選べるので、とても便利です。
【サイト】人気区画サイトにトレーラーハウスも!ペットもOK
大佐山オートキャンプ場のサイトやトレーラーハウス、大型ロッジをご紹介します。
区画サイトA
最も一般的で人気のサイトで、周りに植木や段差などで仕切りが設けられており、流し台も単独です。
サイトは広く、車を乗り入れたうえで1テント1タープが余裕を持って張れます。
サイト番号の216~220あたりは、遊具が近くファミリーに人気。本格的なターザンロープがあり、子供たちに大人気でした。
区画サイトG
2~3家族のグループで利用しやすいサイトで、サイトシンクも4つ(もしくは2つ)がドッキングしており、みんなで料理を楽しめます。
サイト間には、一応地面でロープなどの目印はありますが、明確な区切りはないため、1組だけで利用する場合は隣と譲り合いながら利用する必要があります。
区画サイトP
ペットと一緒に泊まる事ができるサイトで、面積や設備は区画サイトと同じです。
キャンプ場の一番奥まった所にあるため、静かに過ごしたい人にもおすすめです。
トレーラーハウス
西日本最大級の大型トレーラーハウスが常設されています。
バスやトイレ、キッチン、エアコン、冷蔵庫などを完備しており、快適にキャンプを楽しめます。
ロフトもあるので子供たちも喜ぶこと間違いなし。流し台を囲うようにタープを張って利用されている方が多く、屋外でも開放的に過ごせます。
大型ロッジ
3~4家族や、サークルなどのパーティーなどに利用できる大型ロッジがあります。
内部は吹き抜けのフロアリングホールで開放感があり、大きなキッチンには一通りの食器、調理器具が揃っています。
裏のテラスでBBQもでき、桧風呂のお風呂には、シャンプーやボディソープも完備されています。
【キャンプ場内設備】ターザンロープの遊具が子供に大人気! 清潔なトイレにコインシャワーも
続いて、大佐山オートキャンプ場の設備をご紹介します。
ファミリーや初心者でも快適にキャンプを楽しめる、充実した設備が整っています。
クラブハウス
キャンプ場入ってすぐの場所にあり、まずこちらでチェックインします。
入場用と退場用で車のレーンが分けられており、ドライブスルー形式でチェックインができるようになっています。
受付の横には売店があり、薪や炭、氷、日用品などが売っています。
炊事棟
キャンプ場の中央付近にある炊事棟は、誰でも自由に利用でき、カレー作りや飯盒炊爨などに便利です。
各サイトに流し台が付いているためか、筆者がキャンプした際には、利用している人は見かけませんでした。
サニタリー棟
区画サイトGの向かいにサニタリー棟があります。
トイレとコインシャワー、側面には身障者用トイレとコインランドリーがあり、24時間利用可能です。
トイレはウォシュレットでキレイに清掃されており、子供連れでも安心して利用できました。
コインシャワー
コインシャワーは、クラブハウスとサニタリー棟にそれぞれ男女各2室ずつあり、3分100円で利用できます。
筆者は隣接する入浴施設「風の湯」(夏季限定)を利用したため、コインシャワーは利用しませんでした。
自動販売機
クラブハウスやサニタリー棟に自動販売機があります。
「つり銭切れに注意」と張り紙があったので、小銭を用意していくとよさそうです。
ゴミステーション
キャンプ場の出口付近にゴミステーションがあり、無料で引き取っていただけるのでとても便利!
袋に指定はないため、スーパーの袋などを利用し分別して捨てるようになります。
分別は「可燃物・不燃物・ビン・カン・その他不燃物」の5種類です。
パノラマ広場
クラブハウス前の階段を登っていくとパノラマ広場があり、雄大な山の風景が望めます。
指定場所で、手持ち花火のみ夜9時まで花火をすることができます。
岡山県「大佐山オートキャンプ場」を実際に利用してみて感じた3つのおすすめポイント!
筆者が大佐山オートキャンプ場を実際に利用してみて感じた、3つのおすすめポイントをご紹介します。
1. 標高450mで木が多く涼しい
大佐山オートキャンプ場は、標高450mほどの高原に位置し、木や緑も多いため、夏でも涼しく快適に過ごせます。
キャンプ場が位置する大日高原は「風の聖域」と呼ばれるだけあって、風通しがよく、木陰で気持ち良い風を感じることができました。
筆者が住む徳島県からは車で約3時間と少し距離があるのですが、猛暑のなか涼を求めて遠路はるばる出かけたかいがありました。
2. 清潔なトイレや各サイト毎の流し台など設備が充実
大佐山オートキャンプ場は、トイレやシャワーが清潔で、各サイトに流し台や電源が設置されるなど、設備が充実しています。
特に流し台があるのは便利で、シンクも作業スペースも広いので、料理をしたり洗い物をしたりするのに役立ちました。
今回のキャンプでは、夜に急に強い雨風に見舞われ、タープが倒れてしまって食器などが濡れてしまったのですが、とりあえずシンクに置いておいて翌朝片付けることができたので、流し台のありがたさを実感しました。
3. スタッフの皆さんがイキイキして活気がある
キャンプ場のホームページを見ていただいても伝わると思うのですが、スタッフの皆さんがイキイキしていて活気があります。
キャンプ利用後にも、今後の改善にとアンケートを取っていたり、ポイントカードを郵送してくださったりと、キャンパーが利用しやすいよう日々頑張っておられることを感じました。
こまめに巡回などもしてくださっていて、小さい子供連れでも安心して利用することができました。
【注意点】人気のサイトは早めに予約を! 入浴施設は事前に確認が◎
実際にキャンプをしてみて感じた、注意点についてもお伝えします。
「ワイワイ騒ぐこと」はお断り!自然の中でゆったりした時間を過ごしたい方にはおすすめ
大佐山オートキャンプ場は「ワイワイガヤガヤ騒ぐことはお断り」と、公式サイトにも明言されています。自然の中で静かにゆったり過ごせる環境を大事にしているキャンプ場です。
そのためGW、夏休み、その他連休など、混雑が予想される日に限り「ファミリーデイ」が設定され、家族限定となります。
大人のみのグループ利用は不可となり、例外としてソロキャンプ、ご夫婦などのデュオキャンプ、家族全員が大人の場合はOKですが、3人以上の友人グループ等はNGとなりますのでご注意ください。
人気のサイトは早めに予約を
大佐山オートキャンプ場では、サイトの番号を指定して予約できるため、人気のサイトは早めに埋まってしまう可能性があります。
GWなどの繁忙期には混雑する可能性があるので、計画的に予約をしておくとよいでしょう。
筆者は夏休み中旬の日曜日にチェックインしたため、比較的空いていて、希望のサイトを予約することができました。
入浴施設は事前に確認を
大佐山オートキャンプ場にはコインシャワーがありますが、お風呂はないため、入浴施設を利用したい場合はあらかじめ何時頃にどこへ行くか決めておきましょう。
隣接する「風の湯」は7〜9月の期間限定のため、期間外には車で約35分の「げんき広場にいみ」、車で約50分の「まにわ温泉白梅の湯」などを利用することになります。
キャンプ場のチェックインが14時なので、テント設営後に入浴施設に行く場合は、キャンプ場に戻ってくるのが夜遅くならないよう、計画的に行動するようにしたいですね。
【立ち寄りスポット】スーパー「大佐ボンエース」や入浴施設「大佐風の湯温泉」を紹介
大佐山オートキャンプ場の周辺には、買出しに便利なスーパーや、夏季限定の入浴施設などがあります。
温泉施設「大佐風の湯温泉」
キャンプ場から車で2分の場所に「大佐風の湯温泉」があります。筆者はこちらを利用しましたが、他に利用者がおらず貸し切り状態でした。
シャンプーなどアメニティは別売りなので、用意していくのがおすすめです。
営業期間は7~9月(土日祝)のみなのでご注意ください。
筆者が利用した日はボイラー故障により営業時間が変更になっていたので、事前に確認しておくと良いかもしれません。
スーパー「大佐ボンエース」
キャンプ場から車で7分の場所に、スーパー「大佐ボンエース」があります。小規模ではありますが、地元食材もあり、ひととおりのものが揃います。
100円アイテムを中心とした雑貨を売っているコーナーもあり、花火もありました。
筆者が利用したときはキャンプ場の売店には花火はなかったので、購入するならこちらがおすすめです。
岡山県「大佐山オートキャンプ場」はマナー重視で気持ちよく利用できる!
大佐山オートキャンプ場は、充実した設備で初心者やファミリーも安心して楽しめるキャンプ場です。
予約時の表示や、キャンプ場内の掲示などでキャンプマナーについて注意喚起されており、実際に筆者が利用した時も皆さんマナーを守って利用されていました。
リピーターの方も増えており、最近では100泊を達成したお客さんもいらっしゃるそう。
豊かな自然のなか、季節のうつろいが楽しめる大佐山オートキャンプ場で、キャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか?