「ごり押し」これが語源? 川魚ゴリの伝統漁法、京都・京北の児童が挑む

1列に並んで上流側へ進み、ゴリを追い込む漁法を体験する児童ら(京都市右京区京北中地町・桂川)

 京都市右京区京北中地町の桂川で、物事を無理に進める「ごり押し」の語源とされる「ゴリ押し漁」を、京都京北小中の4年生が体験した。1列に並んだ児童らがゴリ(カワヨシノボリ)を追い込み、約100匹を捕まえて歓声を上げた。

 ゴリは体長約6センチに成長する魚で、吸盤のようなひれで川底にくっついていることが特徴。ゴリ押し漁は長さ約1メートルのわら束を持った人たちが川の中で並び、徐々に間を狭めて捕獲する漁法で、各地に伝わっている。

 16日、市職員と上桂川漁業協同組合の指導で児童らが挑戦した。半円形に並んだ23人が両手で持ったわら束を沈め、隣の人と間を開けないように気をつけながら、雑巾を掛けるように前進。川底のゴリを上流側に追い、水中に仕掛けていたむしろの上に集まると、むしろを素早く引き上げて捕獲した。

 ゴリは料亭などに出荷されており、児童らは組合員が炊いたつくだ煮を味わった。体験した女子児童(9)は「漁はわら束を浮かせずに進むのが難しかった。つくだ煮は甘くて軟らかい」と喜んでいた。

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