横浜市、副業・兼業人材を仲介 スタートアップや中小企業支援で12社募集

横浜市役所

 横浜市は、スタートアップや中小企業向けに副業・兼業人材をマッチングする新事業を開始する。経営課題を解決できる人材をなかなか見いだせない企業を支援し、成長につなげてもらうのが狙い。参加したい企業12社を募集する。

 新事業は、同市の起業支援拠点「YOXO(よくぞ)」で各種支援を行う横浜未来機構が受託した。これまで無料の個別相談も実施してきたが、今回はマッチングビジネスを手がける民間企業「みらいワークス」のプラットフォーム「Skill Shift(スキルシフト)」を活用できるのが特徴となっている。

 機構の担当者が、商品開発や業務改善、情報発信、販路拡大など経営課題を見定められるよう支援しつつ、マーケティングや新規プロジェクトの立ち上げ、IT技術など専門性を有する人材が登録されるプラットフォームを活用して探していく。同プラットフォームには副業・兼業を希望する9700人超の登録があるという。

 条件は市内に事業所を置くスタートアップ企業または中小企業で、企画・戦略の領域で兼業・副業人材の活用を検討していること。参加無料。募集期間は30日午前9時~12月15日午後5時(先着順)。申し込み・問い合わせは、同機構副業・兼業人材活用促進担当電話045(682)4404またはメールinnovation@ymm21.or.jpへ。

© 株式会社神奈川新聞社