「車懸」に心込め 10月22日から「SAKEまつり」 限定酒にラベル貼り 担当蔵元の代々菊酒蔵

 越後・謙信SAKEまつりが10月22、23の両日、上越市の本町商店街で行われるのに先立ち、会場で限定販売される純米吟醸「車懸」のラベル貼り作業が16日、柿崎区角取の代々菊酒蔵(中澤房尚代表取締役)で行われた。

「車懸」のラベルを貼る関係者

 車懸(くるまがかり)は戦国時代の郷土の名将、上杉謙信の必勝戦法の名称。SAKEまつりのメーン商品の一つとして毎年同じ名前で、催しを支える県酒造組合高田支部の15蔵元が協力し合い仕上げている。
 第17回を数える今年のSAKEまつりに向けた担当蔵元が代々菊酒蔵。エメラルドグリーンの4合瓶で1500本を仕上げる計画。中澤さんによると仕上がった酒は、同区黒岩の施設でじっくり雪中貯蔵され、滑らかになった純米吟醸酒で「酒の中に香りと酸味が溶け出す感じ。アルコールは高めの17度あり、滑らかな舌触りを味わって」とアピール。

10月のSAKEまつりに向けラベル貼りの整った「車懸」と中澤さん

 この日は関係者が手分けして、瓶詰めされた「車懸」に馬上の抜刀謙信デザインの胴ラベルと「くるまがかり」と書かれたたすきラベルを段取りよく手早く貼る作業を進めていた。

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