西~北日本 20日(火)午後も高波に警戒 東・北日本は大雨による災害にも警戒を

 台風14号は、三陸沖で温帯低気圧に変わった。温帯低気圧は今後、日本の東を北東へ進むが、西~北日本にかけてはうねりを伴った高波に警戒が必要だ。また、東・北日本では土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要となる。

 台風14号は20日(火)午前9時に、三陸沖で温帯低気圧に変わった。温帯低気圧は今後、日本の東を北東へ進む見込み。低気圧や前線に向かって、暖かく湿った空気が流れ込むため、北・東日本は大気の状態が非常に不安定となりそうだ。

高波・強風

 北日本では海上を中心に非常に強い風が吹いている所があり、西日本から北日本にかけて、大しけとなっている所がある。引き続き、北日本では20日(火)昼過ぎにかけて、非常に強い風が吹き、西日本から北日本では20日(火)は大しけやしけとなる所がある見込み。

<20日(火)に予想される最大瞬間風速>
 東北 30メートル

<20日(火)に予想される波の高さ>
 近畿 7メートル
 北海道、北陸、中国 6メートル
 東北、関東甲信 5メートル

 北日本から西日本にかけて、うねりを伴った高波に警戒すると共に、強風に注意が必要だ。

大雨・雷・突風

 北・東日本で激しい雨の降っている所があり、土砂災害の危険度が高くなっている所がある。引き続き、20日(火)は東・北日本で激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。

<21日(水)正午までの予想雨量(多い所)>
 関東甲信 80ミリ
 東北   60ミリ

 東・北日本は土砂災害、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。また、東・北日本は、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要で、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。

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