「クロサギ」の主題歌はキンプリの新曲「ツキヨミ」。井之脇海、中村ゆり、宇野祥平、時任勇気の出演も決定

King & Princeの平野紫耀が主演を務め、TBS系で10月21日にスタートする連続ドラマ「クロサギ」(金曜午後10:00)の主題歌が、King & Princeの新曲「ツキヨミ」に決定した。本作のために書き下ろされた楽曲は、夜の闇に潜む孤独を月が照らす、あやしい色気が漂うアップテンポなダンスナンバー。ドラマの世界を彩る5人の歌声に注目だ。また、井之脇海、中村ゆり、宇野祥平、時任勇気の出演も発表された。

本作は、詐欺によって家族を失った主人公が“詐欺師を騙す詐欺師”=クロサギとなって、本当の敵を探し出し打倒していく物語で、原作は黒丸氏と夏原武氏による漫画「クロサギ」シリーズ。今作では、13年に全42巻で完結した漫画シリーズを原作に、いわば“「クロサギ」完全版”として新たにドラマ化。22年の現代を舞台に、今の日本でリアルに起こっている詐欺に、クロサギとなった主人公・黒崎高志郎(平野)が食らいつく。そして、ヒロイン・吉川氷柱を黒島結菜、詐欺界のフィクサー・桂木敏夫を三浦友和が演じる。

黒崎と敵対する警察官・神志名将役を井之脇、桂木の腹心・早瀬かの子役を中村が務める。神志名は、自己の出生にまつわる事件から詐欺師という存在を憎んでおり、詐欺事件の捜査に執念を燃やす警部補。正義感が強く、特に詐欺師である黒崎に対しては、攻撃的な振る舞いをし、敵対する。しかし、黒崎を追っていくうちに、詐欺師によって人生を狂わされた彼の過去を知るという役どころ。そして、早瀬は、桂木が店主の甘味処の店員であり、桂木の手足となって働く。桂木のために行動し、情報収集や邪魔者の始末も行う。表の顔は明るい店員で、黒崎にも姉のように接して仲良く話すが、黒崎が出すぎたまねをすると釘を刺す場面も。

井之脇は「お話をいただいてから、すぐに原作を読んで、一番好きになったキャラクターが神志名でした。詐欺を憎み、どんな手を使ってでも詐欺師を追いつめる、その異常な執念の裏にある、彼の抱える孤独や痛みに、とても心動かされました。神志名の背負っているものを大切にしつつ、“地に足をつけているけど、一生懸命に背伸びして生きている”姿を全力で演じて、黒崎を追いつめていきたいと思います」と役作りについて語る。そして「平野さんとは2回目の共演なので、撮影初日からいろいろな話をしながら撮影できています。役の関係性について話し合いながら、丁寧にシーンを重ねていくので、敵対しつつも何かを感じ合っている黒崎と神志名にも、ぜひ注目して見ていただきたいです」とアピールする。

中村は「裏社会のフィクサーの右腕になりえる女性の役なんて、どんな背景がありどんな人生を歩んできたのだろうと、想像すると楽しいようで少し怖いです。世の中には人を騙していい思いをしている人がこんなにいるんだと憤りますが、黒崎さんがコテンパンにしていくさまが気持ちのいいドラマになるはずです。ぜひ楽しみにしていてください」と見どころを話している。

また、黒崎の過去の事件と深い関わりを持つ警部補・桃山哲次役で宇野、氷柱が通う大学の助教・鷹宮輝役で時任が出演。宇野が演じる桃山は、事件解決へと粘り強く捜査を進めるたたき上げの警部補。黒崎の父親が被害に遭った詐欺の担当刑事でもあり、その詐欺被害を事件として立証できなかったことで、黒崎には負い目を感じている。現在、黒崎が詐欺師として暗躍していることに責任の一端を感じ、彼にとって本当にためになることは何なのか考えている。一方、時任が扮(ふん)する鷹宮は、大学の助教で日本の法制度の改革を目指す若きエリート。絵に描いたような好青年で、大学内で人気があり、氷柱とも仲がいい。そんな鷹宮は黒崎と出会い、彼が詐欺師だと知ると、考えの違いから対⽴することとなる。

宇野は「騙し騙されの先にある人の心に、桃山哲次と共に僕も突き動かされ、悩み、迷いながら臨みたいと思います」、時任は「今作の『クロサギ』に出演が決まった時、学生の頃に前作を見ていたこともあって、とても感慨深い気持ちになりました。自分が『クロサギ』という作品の一部になれることが楽しみです。僕が演じる鷹宮輝は、一見好青年で真面目なエリート助教ですが、ミステリアスな一面もあり、今後どのように物語に関わってくるのか、ぜひ注目していただけたらうれしいです。原作の雰囲気も意識しつつ、また違った展開もあるので、ドラマならではの鷹宮輝を皆さまにお届けできればと思います」とメッセージを寄せている。

このほど、作品のメインビジュアルも解禁。白の世界の“正義”、そして黒の世界の“悪”、その間にいる“クロサギ”が、さまざまな人間との出会いの中で葛藤しながらも、本当の“敵”を探し出し立ち向かう、力強さを表現したビジュアルに仕上がっている。そんな“クロサギ”を囲む面々のまなざしは、優しさや鋭さも感じつつも、どこか悲しげに見える。2022年の現代を舞台としている本作ならではの、闇に光るピンクのネオンがモチーフとなった世界観も、このビジュアルのポイントとなっている。

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