夢を言葉に パラリンピアン訴え 岡山中央小で交流会 車いす体験も

交流会で自身の経験を話す松永選手

 岡山中央小(岡山市北区弓之町)で20日、車いす陸上で3度パラリンピックに出場した松永仁志選手(50)=市内在住=を招いた交流会があった。6年生137人を前に、諦めないこと、夢や目標を言葉にすることの大切さを話した。

 松永選手は競技人生を振り返り「失敗、挫折が成長につながった」と紹介。「夢や目標は言葉にして多くの人に伝え、応援してくれる仲間や協力者を増やしてほしい」と呼び掛けた。児童からの「いま、夢がなくても大丈夫か」という質問には「目の前のことに一生懸命取り組んでいたら必ず目標ができる」と答えた。

 競技用車いすの体験もあり、全員が試乗した。児童(12)は「松永選手のように努力し続けられる夢を見つけたい」と話した。

 交流会は市の「トップアスリート交流促進事業」の一環で開かれた。

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