「食欲の秋」って本当?その根拠は? 専門家に聞いてみた 岡山

Park KSBのアプリに寄せられたギモンにお答えします。今回のテーマは「食欲の秋って本当?」です。

「秋に食欲が湧くと言われるのはなぜ?」(高梁市 はるまま 41歳)

「秋に食欲が湧くと言われるのはナゼ?」という質問が寄せられました。

食料品の売り場にはこの時期マツタケにサケ、ナシやさつまいもなど多くの秋の味覚が並んでいます。

(買い物に来た人は―)
「秋と言えばイクラもサケもこれからなんで。高いですけど」
「秋はお腹がすくことが多くいっぱい食べる。
「ナシとマスカット、ピオーネ、大好きです」

(天満屋岡山店/小林圭介さん)
「海鮮類は、秋鮭やこれからどんどん出てくるサンマなど、おいしいものがたくさんある時期と思っている」

食欲の秋。おいしい食べ物が多いと言われる季節ですでは、ことわざ通り秋に「食欲」が増すのは本当なのでしょうか? そしてその根拠は?

岡山県倉敷市の倉敷平成病院の管理栄養士・小野さんに聞きました。

(倉敷平成病院/小野詠子さん)
「食欲の秋には、セロトニンというホルモンが関係します。セロトニンが減ると、脳が食欲を増進させ、精神のバランスを保とうとして食欲が増すのではないかと言われています」

脳内の神経伝達物質セロトニンは、日光を浴びる時間が長いと分泌量が増え、短いと減るとされています。つまり秋になり、日照時間が短くなることが関係しているのではないかと小野さんは話しています。

「食べ過ぎ飲み過ぎに注意しなくてはと思いつつできない」(倉敷市 めるば 63歳)

アプリには食べ過ぎ飲み過ぎに関する悩みも寄せられています。

(倉敷平成病院/小野詠子さん)
「野菜から、ゆっくりよくかんで食べることが大切。野菜から食べると血糖値の急上昇が防げ、かむことで満腹感が得られて、食べ過ぎが防げる」

おいしい物がたくさんありついつい食べてしまう秋。健康のためには食事は腹八分目を心掛け、また適度な運動をすることで、カロリーの消費も意識してほしいということです。

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