2022年9月23日(秋分の日)にオープンする、英国アンティーク博物館BAM鎌倉。
館長を務める土橋正臣さんが⾧年をかけて集めた、100年以上の歴史を持つ本物の英国アンティークが展示された私設博物館です。
「モノを引き継ぎ、人を引き継ぐ」
次世代にアンティークの魅力を伝え、モノの技術や思いをを引き継ぐ素晴らしさと大切さを多くの人に肌で感じてもらいたい!という想いのこもった英国アンティーク博物館BAM鎌倉の見どころご紹介します。
ちか新国立競技場などを手がけた隈研吾氏が設計。鎌倉彫から発想を得た外観も必見です!## アンティーク博物館BAM鎌倉への想い
土橋さんのたくさんの想いのこもったBMA鎌倉。
800年続く段葛のように自分たちがいなくなっても、このBAM鎌倉を誰かが引き継ぎ続いていくことを願って、段葛沿いという場所にもこだわり英国アンティーク博物館を開設されたそうです。
土橋さんがプライベートで長年コレクションされてきたアンティークが展示されています。人が作り上げて100年以上経ったものを「アンティーク」と呼ぶそうです。
アンティーク、、と聞くと「難しそう」と思うこともあるかもですが本物のアンティークを見て「これかっこいいな!」「素敵」「デザインが好き」と自由に感じて欲しい。
そして、かっこよく素敵なアンティークを大切にしていきたい。と思う気持ちを次世代にも繋げ、引き継いでいきたいとおっしゃってました。
アンティークを引き継ぐということは、人の技術、想いも引き継いでいくということ。
「モノを引き継ぎ、人を引き継ぐ」
その想いがしっかりと伝わる地として鎌倉しかない!と鎌倉でオープンされたそうです。
ちか大切にしたい、守りたいと思う気持ちは人のものを壊してはいけないという気持ちにも繋がり、その気持は平和へも繋がる。というお話はとても感動しました。## BAM鎌倉に行ってきた!見どころをご紹介します♫
アクセス方法
鶴岡八幡宮から伸びる段葛沿い、無印良品の並びに、英国アンティーク博物館BAM鎌倉があります。鶴岡八幡宮から1分。鎌倉駅からは7分ほどです。
BAM鎌倉は1Fから4Fまでのフロアになっています。たくさんのこだわりのある建築から、ぜひ見て欲しいポイントをご紹介します!
「鎌倉彫り」に着想を得た木造のファザード
鎌倉の街に溶け込みながらも技術をかんじさせる伝統工芸「鎌倉彫り」に着想を得た木造の外観もみどころのひとつ!
ファザードのパネルは下から上に行くにつれて、大、中、小とサイズを変更しパース効果で空が遠くに見え建物が高く見えるように建てられています。
削ったスギの木は1Fの天井に使用。細部にまでこだわりを感じます。
新国立競技場の建築もされた隈研吾氏が設計。土橋さんが、スコットランド V&Aダンディを手がけ、鎌倉で学生時代を過ごされた隈研吾氏に依頼されたそうです。
ちか鎌倉で隈研吾氏の建築をじっくり感じられるなんてとても嬉しいです!### 1F ミュージアムショップ
入り口でかっこいいロンドンタクシーがお出迎え。
各年代のロンドンタクシーをコレクションされている中のひとつ。
こちらでは今後コーヒーや紅茶の販売もされるそうです!
テレフォンボックスの中にもイギリスのお土産がたくさん!
英国直輸入のミュージアムグッズがずらり。シャーロック・ホームズ公式グッズも!
その奥に受付と入り口があります。
ちかミュージアムグッズ大好きです!イギリスまで行かなくても買えるのはうれしいですね♪
フロアを移動する階段にもアンティークの絵画がぎっしりと飾られています。
様々な額に縁取られた絵画の中からお気に入りをみつけるのも楽しそうです♪
2F ジョージアンルーム
ジョージアン時代をはじめとしたシルバーが圧巻。
ひとつひとつ違いがあり、お気に入りのデザインを見つけるのも楽しい。
ショーケースの中にもたくさんのシルバー。
繊細なデザインなどひとつひとつじっくり見るのと時間が経つのを忘れてしまいそう!
ジェントルマンルーム。
近衛兵の赤い上着や王室御用達の靴メーカー、ジョン・ロブの木型などかっこいいお部屋!
木型をみているだけで靴を作る職人さんやそれを履く人、その当時のファッションなど色々なイメージが膨らみます♪
3F シャーロック・ホームズの部屋
3Fに上がると、ヴィクトリア時代のドアにその当時に使われていた本物のロードサイン!
こちらは、ホームズの世界感が表現されているリビングルーム。
ひとつひとつがその当時のもので、見ているとその時代を生きているかのような気持ちになります。
シャーロック・ホームズのファーストエディション(初版本)などの展示も!
カバーのデザインもとても素敵です。
4F ヴィクトリアンルーム
重厚感あふれるソファに絵画。
アンティークに囲まれるとタイムスリップしたみたいですね!
目を引くとても大きな蓄音機。紙でできた巨大ホーンにはイギリスの国花である薔薇が描かれています。
この日は音楽をかけて頂き、大きなホーンから流れる優しい音色に癒やされました。
茶室から見える鳥居と裏山に注目!
隈研吾氏デザインの立礼式茶室。
4Fの茶室は、V&Aダンディにあるティールーム「オークルーム」対応する空間として構想されました。
壁面の木と和紙には出土したその時代のままのもを使用され、床にはイギリスのアンティーク材。
工事の際に敷地を掘っているときに出土した木をそのままデザインとして使用し、木は鎌倉時代のものと思われる旧段葛で使われていたものと同じ加工の跡が残っています。
鎌倉とイギリスの架け橋となる素敵な茶室。
建設途中ここに窓をつけたら鳥居が見えることに気づき、設えられたもの。
窓を掛け軸の絵と見立て、細長い窓を設置しました。八幡宮の鳥居とイギリス発祥のナショナル・トラスト運動によって守られた裏山が見れ感動!
長い時間を経た素材に囲まれ見る鎌倉の風景は、過去から今へのつながり、そしてこれからを五感で感じられるとても素敵な時間でした。
ちか建築とデザインとアンティーク、そして鎌倉を感じられる茶室。ぜひ五感で感じてみてほしいです!### 営業時間
住所神奈川県鎌倉市雪ノ下1-11-4-1電話番号0467-84-8689開館時間10時〜17時(最終入館 16時30分)休館日毎週月曜※ 祝日の場合は開館(翌日閉館)利用料金大人¥1300 中学高校生¥1000 小学生¥500 幼児無料公式ホームページ公式HP Instagram Twitter YouTube### 入場券の購入方法
・デジタルチケット(WEB事前予約販売)
公式HPより、日時指定チケットを事前購入できます。
・当日チケット
ミュージアムショップ1階のチケット販売所にて購入が可能です。
※公式チケットサイトにおいて事前販売が予約枚数に達している場合、当日券の購入ができない場合がありますので、事前の予約購入(WEB事前購入)をおすすめします。
※この情報は掲載した時点での情報です。 営業時間・定休日は変更となる場合がありますので、確認してから訪れてください。
英国アンティーク博物館BAM鎌倉を五感で楽しもう
BAM鎌倉では、音声ガイド(YouTube)もありながら、訪れた際には全フロア説明書きがほとんどありません。
直感的に自由に本物のアンティークを感じて欲しいという想いが込められています。
土橋さんのたくさんの想いのこもった英国アンティーク博物館BAM鎌倉。
「モノを引き継ぎ、人を引き継ぐ」
小町で食べ歩きのあとに、鎌倉散策の途中にぜひ立ち寄って五感で英国アンティークを感じてくださいね!
https://kamakura-life.net/lunch-3/
https://kamakura-life.net/cafe/