語りのスペシャリスト集団・昭和精吾事務所が寺山修司戯曲原作の歌と語りの音楽アルバム『仮面劇・犬神』を全国発売&J・A・シーザー、吉田達也、新高けい子、蘭妖子ら参加! 9月にレコ発ライブ、11月に演劇公演を上演

昭和精吾事務所が9月21日に寺山修司の戯曲を原作とした音楽アルバム『仮面劇・犬神』を全国発売する。発売に伴い、全曲トレイラーを公開した。

▼『仮面劇・犬神』全曲トレイラー:https://youtu.be/KM7ndRVWF14

昭和精吾事務所は“言語の洪水を体感せよ”を看板に、演劇実験室◎天井桟敷のマイクアジテーター・昭和精吾の技法を継ぎ、声の力だけで情景を鮮明に想起させる語りのスペシャリスト集団。 マイクを用い、囁きから叫びまで繊細に使い分ける声とオリジナル楽曲で、聴覚の快楽を追求する。

アルバムの内容は、寺山修司の初期戯曲『犬神』を原作に構成され、“犬神筋の家に生まれ、祖母と二人で孤独を抱えながら生きる月雄が犬を飼い始めると、村に奇妙な事件が起こりはじめて…”という物語で、寺山の鮮烈な幸福論を、「灰色の花を見るものよ 極彩色(あざやか)な夢を見よ」をキャッチコピーに、製作総指揮をこもだまり、音楽監督を西邑卓哲(ACM:::/FOXPILL CULT)が務め、歌と語りのサイケデリック音楽劇として音源化したもの。

故・昭和精吾の肉声以外にも元 演劇実験室◎天井桟敷のメンバーが参加。J・A・シーザーが1曲書き下ろし、新高けい子・蘭妖子が声の出演。 また現代アングラ界からも小林桂太・森ようこ(共に演劇実験室◎万有引力)、白永歩美(月蝕歌劇団)、紅日毬子(虚飾集団廻天百眼)らが名を連ね、 演奏では西邑卓哲、吉田達也、a_kira(マリア観音/曇ヶ原)、Shinpei Mörishige(Palastleben)が参加している。

9月23日にレコ発記念ライブ『天蓋境』を開催。昭和精吾事務所はこもだまり、梶原航を中心にゲストに小林桂太(演劇実験室◎万有引力)、常盤美妃(舞台芸術創造機関SAI)、演奏には西邑卓哲、吉田達也、a_kiraを迎えてバンド形態でのライブを披露する。 11月11日〜13日には楽曲を用い、ザムザ阿佐谷にて演劇公演『仮面劇・犬神』が上演される。

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