第102回全国高校ラグビー大会（12月27日開幕・大阪府東大阪市花園ラグビー場）の出場権を懸けた長崎県大会の組み合わせ抽選会が20日、諫早市内で行われ、出場15チーム（21校）の対戦相手が決まった。10月22日～11月23日の期間中の5日間、大村市の県営放虎原ラグビー場などで熱戦を繰り広げる。
花園切符争いは1月の県新人大会、6月の県高総体を制した長崎北陽台が一歩リード。両大会とも準優勝の長崎北をはじめ、県高総体で4強入りした島原工、長崎南山のシード校が続く。海星、長崎工、大村工も上位に絡む力を備えている。
長崎北陽台は昨冬の花園で8強入り。今季も栃木国体出場を決めた少年男子の主力を担うなど、全国レベルで戦えるチームに成長してきた。ナンバー8白丸、フランカー亀井、FB亀川の高校日本代表候補に加え、CTB中島、プロップ橋本、フッカー末次ら体を張れる選手がそろっている。
長崎北も国体メンバーのSH本多、CTB永田、フランカー北嶋、プロップ徳久らを軸に力をつけてきた。目標に掲げてきた「打倒北陽台」を今季最後の県大会で果たせるか。島原工はナンバー8佐藤、CTB柴田悠が攻守の要。培ってきた守備力を発揮して、初の決勝進出を目指したい。長崎南山は1、2年生主体のチームを、プロップ桂木、フランカー吉田が引っ張る。海星はCTB堀田を中心にFW、バックスのバランスが取れている。長崎工－大村工の2回戦は屈指の好カードになりそうだ。
1、2回戦は25分ハーフ、準々決勝以降は30分ハーフで実施。決勝は11月23日に長崎市営ラグビー・サッカー場で行われる。
