宮澤エマが「相棒 season21」初回拡大SPに出演。水谷豊&寺脇康文は「チャーミングという言葉がぴったりなお二人」

テレビ朝日系で10月12日から待望の新シーズンがスタートする、連続ドラマ「相棒 season21」(水曜午後9:00)。「ペルソナ・ノン・グラータ」と題しておくる初回拡大スペシャルに、宮澤エマが出演することが分かった。

2000年にスペシャルドラマとして誕生して以来、国民的刑事ドラマとして定着した「相棒」は、シリーズを通じて挑戦を続け、進化してきた。そして、水谷豊が演じる杉下右京と寺脇が扮(ふん)する亀山薫が、約14年ぶりにタッグを組むことで注目を集めている。

南アジアのサルウィンで腐敗政府を倒したアイシャ・ラ・プラント(サヘル・ローズ)という反政府運動のリーダーが、親善目的で来日。なぜかパーティーに招待された右京が、興味本位で会場に向かうと、そこにはサルウィンに渡っていた元相棒・薫の姿があった。パーティーはお祝いムード一色だったが、そんな中、薫のスマートフォンに不穏なメッセージが届く。それは「アイシャを殺さなければ、旅客機を墜落させる」という脅迫文だった。該当の便には、薫の妻・美和子(鈴木砂羽)も搭乗していた。到着までのリミットは4時間。右京と薫は、手分けして脅迫者を追跡するが、その矢先、会場の一角で、思いも寄らない事件が起こる。

宮澤が演じるのは、サルウィン親善使節団のメンバーであるミウ・ガルシア。アイシャとは、薫が作った学校で共に学んだ幼なじみで、現在は彼女のサポートを行っている。来日直後にアイシャが何者かに命を狙われることになり、苦悩する。

記念すべき初回ゲストとして登場することに「とても光栄でした」と言う宮澤。演じるミウはサルウィンの女性ということもあり、セリフはほぼ英語とサルウィンの現地語という難役で「まず現地語を暗記した上で、お芝居ができるか正直不安な部分もありました。物語を通してミウは親友や弟、そして祖国に対してさまざまな感情を抱きながらも、危機的な状況の中で信念を貫きます。状況が人をつくるようにミウもまた物語を通して変化していく、とても心(しん)の強い女性なのではないかと感じました」と振り返った。

また、今回の「相棒」が特別であることも感じているようで、「水谷豊さんと寺脇康文さんが14年ぶりにタッグを組む、ということでファンの皆さまも心待ちにされているんだろうなと思うと、その長い歴史の中に加えていただくうれしさと、その世界観にちゃんと1ピースとして存在できるか緊張もありました」と撮影前までは不安があったことも明かす。

しかし、「水谷さんと寺脇さんは、お二人とも“チャーミング”という言葉がぴったりな方でした。緊張している私に話しかけてくださり、リラックスしやすい環境を作ってくださりました。『相棒』の現場はスタッフもキャストも明るくアットホームな雰囲気で、撮影終盤には私も笑いながら皆さんとおしゃべりできるようになれて、うれしかったです」と“相棒”によるサポートで緊張もほぐれた様子。

最後に「season21の幕開けにぴったりな豪華キャストとともに、『相棒』ならではのテンポ感で壮大なストーリーを紡ぐ初回拡大スペシャル。水谷さんと寺脇さんの息の合ったチームワークを間近で見ていたので、もちろんそこが何よりの見どころではないかと思います。また、サルウィンチームはほぼ英語と現地語だけの会話だったので、言語を超えてこのキャラクターたちの心情が伝わるか、という大きなチャレンジにぜひ注目して見ていただけたらと思います」とメッセージを寄せた。

さらに、衆議院議員・片山雛子(木村佳乃)、国家公安委員長・鑓鞍兵衛(柄本明)という、特命係とは何かと因縁深い2人が、今回も右京たちの前に立ちはだかる。サルウィンから帰国した薫とは久々の再会となる雛子。出家して尼僧になった雛子と、どのように対面することになるのか、そして早くも薫に興味を示す鑓鞍との初対面にも注目だ。

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