国立成育医療研究センターが、パートナーの妊娠から出産後1年までの間(周産期)に起こる父親のうつ病を予防するため、悩みやストレスを聞き取る調査に乗り出す。母親に比べてサポート体制が整っていない父親向けにケアプログラムを開発する方針で、調査への参加者を募集している。
センターによると、周産期にうつ病となる父親の割合は母親と同程度とされる一方、父親を対象にした研究は極めて少ないという。さらに新型コロナウイルス禍で生活様式が変化し、立ち会い出産や新たに父親となる男性向けのイベントなども制限されており、担当者は「コロナの影響も解明したい」としている。