気軽に専門家と意見交換できる「ぼうさいまちカフェ」 オンラインでも参加可 高松市【こつこつ防災】

防災の話題をお伝えする「こつこつ防災」です。今回は市民に気軽に防災について考えてもらおうという香川県高松市の取り組みを紹介します。

(香川大学創造工学部/末永慶寛 教授)
「将来的には高潮とか津波とか大きな波に備える施設まで展開したいなと」

波を吸収する装置について語っているのは香川大学創造工学部の末永慶寛教授です。末永教授はこの日、「ぼうさいまちカフェ」の講師を務めました。

2019年の「ぼうさいまちカフェ」の様子

「ぼうさいまちカフェ」は高松市が5年前から月に1回程度開いていて、防災などの専門家が講師を務めます。

(高松市危機管理課/三野夏海さん)
「市民の方に防災について身近に考えてもらいたいというのがありまして、ふらっと立ち寄れるような、大きなオープンスペースのような所でやっております」

専門家の話を気軽に聞きながら、防災に関する知識を増やしてもらいたいと始めたこの取り組み。新型コロナの感染が広がって以降は、オンラインでの参加も可能です。

講演後には参加者が疑問をぶつけたりアイデアを出したりと意見交換することもできます。

(香川大学創造工学部/末永慶寛 教授)
「一緒に地域課題の解決に取り組んでいけたらなと思っています。どんどんご意見とかアイデアをお寄せ下さい」

「ぼうさいまちカフェ」の今後の開催予定は高松市のホームページに掲載されます。

(高松市危機管理課/三野夏海さん)
「香川県は災害が少ないので、防災と聞くと自分とは遠いものだと考えてしまう方もいらっしゃると思いますが、洪水の浸水想定に入ってるかなど、確認できることたくさんありますので、1つでも構いませんので今すぐ確認していただけたらと思います」

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