強盗などの罪 バングラデシュ国籍の男に懲役15年の判決 仙台地裁

女性の部屋に侵入して性的な暴行を加え、現金を奪った罪などに問われたバングラデシュ人の男の裁判員裁判で、仙台地裁は懲役15年の判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、仙台市青葉区の無職でバングラデシュ国籍のアミン・モド・アル被告(27)です。

アミン被告は2021年6月、青葉区のアパートに侵入し帰宅した20代の女性に性的な暴行を加えたうえ、財布から現金約4万5000円を奪ったとして、強盗や強制性交などの罪に問われています。

これまでの裁判でアミン被告は、おおむね事実は認めたものの「金に困り犯行に及んだ。性的暴行は衝動的な行為だった」などと計画性を否定し、懲役7年への減刑を主張していました。

21日の判決で仙台地裁は「好意を抱く女性の家を突き止め、家に金品が無いと分かった後も2時間以上も女性の帰宅を待ち続けたことから性的な目的の計画的な犯行」と指摘しました。

その上で「女性の精神的苦痛は容易に回復できない。被告の謝罪も通り一遍で反省の態度が見られない」などとして、懲役17年の求刑に対して懲役15年の判決を言い渡しました。

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