岸田総理 国連で「核なき世界」訴え “NPT決裂”ロシアを批判

岸田総理大臣は国連総会で一般討論演説し、核なき世界へ向けあらためて決意を示しました。

岸田総理「広島出身の総理大臣として被爆者の方々の思いも胸に、核兵器のない世界の実現へ向けて並々ならぬ決意で取り組みを推し進めています」

岸田総理はライフワークに掲げる核なき世界の実現について「唯一の戦争被爆国である歴史的使命感を持って現実的な取り組みを進める」と訴えました。

先月のNPT=核拡散防止条約の再検討会議で最終文書の採択ができなかったことについては「ロシア1カ国の反対により合意に至らず圧倒的多数の国々と同じく深い無念を感じた」としてロシアを批判しました。

岸田総理は22日午前、初めて首脳級の会合として開かれるCTBT=包括的核実験禁止条約のフレンズ会合に出席します。

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