「ロンドンに来たら抱かせて?」チェルシー新重役、アジア人女性代理人にDM…1ヶ月で解雇

イングランド・プレミアリーグのチェルシーは、今夏就任したばかりのコマーシャルディレクターを解雇したようだ。

『Daily Mail』によれば、解雇されたのはダミアン・ウィロウビーという人物。

以前にチェルシーで働いていたことがあり、その後マンチェスター・シティやTVゲーム『FIFAシリーズ』を展開しているEA Sportsでも勤務していた。

今夏トッド・ボーリー氏がチェルシーの新たなオーナーになったことにより、アメリカでの収益を増加させたいという目標のため、彼はクラブに呼び戻されていたという。

ところがそれが大きな問題に発展した。

トッド・ボーリー氏はアメリカからの投資を増加させるために女性財務エージェントのカタリナ・キム氏と継続的に交渉を行っていた。

それにダミアン・ウィロウビーが加わった際、カタリナ・キム氏はそれに難色を示し、チェルシーの社長にセクハラ被害を告白したほか、「2021年にダミアン・ウィロビー氏から送られてきたメッセージ」を提出したという。

これは2021年夏、カタリナ・キム氏をマンチェスター・シティのCEOフェラン・ソリアーノ氏に紹介するかどうかを話し合っていたときのものだそう。

ウィロウビー「ロンドンに来たらいやらしいことをするかい?」

キム「いいえ」

ウィロウビー「君と繋がれれば幸せだ…もし一晩の愛を約束してくれたら」

ウィロウビー「君は今裸かい」

キム「違います」

ウィロウビー「(2枚の裸の画像を添付して)ははは、写真を送ってくれよ。私は裸だ」

ウィロウビー「(わいせつな動画を添付して)僕たちがセックスをしていない日はあったかい?」

キム「月曜日から日曜日までです」

このような経験があったため、カタリナ・キム氏はダミアン・ウィロウビーが入ったことによって交渉を拒否し、現在チェルシーのそれらのプロジェクトが停滞しているという。

そして今回チェルシーはダミアン・ウィロウビーをわずか1ヶ月で解雇することを決めたそうだ。

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なお、カタリナ・キムがダミアン・ウィロウビーと出会ったのは2015年だそう。当時ウィロウビーはマンチェスター・シティの副会長を務めており、キムはシティ・フットボール・グループのパートナーシップセールスの責任者だったとのこと。

ちなみに、カタリナ・キムは韓国生まれの38歳。イタリアに留学したあとでファッション業界に職を得たが、その後ロンドンの韓国大使館でコンサルタントを務めたという。

そして大使館を離れたあと、人脈と言語力を生かして以前の取引先から「マンチェスター・シティとの契約仲介を助けてほしい」と要請されたことから代理人業をスタートさせた。

その後自身のエージェント会社「C&P Sports」を設立し、アジアとヨーロッパの間の商業プロジェクトの取引を仲介している。

トッテナム・ホットスパーとクムホタイヤ、ACミランとサムスンの契約を仲介したのも彼女であったと伝えられている。

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