【21日】長崎県内1008人感染 新型コロナ

新型コロナウイルス感染者の入院状況

 長崎県は21日、県内で新型コロナウイルス感染者1008人を確認したと発表した。28日ぶりに前の週の同じ曜日を上回った。死者や感染者集団(クラスター)の公表はなかった。
 年代別感染者数は10歳未満が最多で217人。▽10代190人▽20代84人▽30代159人▽40代148人▽50代103人▽60代58人▽70代34人▽80代11人▽90歳以上4人-だった。
 県は五島、上五島、壱岐の各医療圏について、病床確保のフェーズをこれまでの「4」から「2」に引き下げた。また、確保病床数を見直し、フェーズ「緊急時レベル2」の県全体の病床数を705床から721床に拡充する。
 現在、県内の感染状況を5段階で示すレベルは、上から3番目の「2-Ⅱ(特別警戒警報)」。県全体の病床使用率は20日公表時点で34.2%、21日公表時点で29.5%に低下し、「2-Ⅱ」の基準(35%)を下回った。ただ、県は医療圏別では県南など複数の医療圏で35%を上回っているとして、「2-Ⅰ(警戒警報)」への引き下げは、もうしばらく感染状況を見極めて判断するとしている。
 19日時点の県内のワクチン接種状況は1回目82.4%、2回目81.3%、3回目68.7%。4回目の60歳以上の接種率は64.9%だった。


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