福井県の福井市保健所は9月21日、同市の鮮魚店で購入した刺し身を食べた、市内の20代男性が腹痛などの症状を訴え、食中毒と断定したと発表した。胃から魚介類に寄生するアニサキスが見つかった。男性は入院しておらず、回復に向かっているという。
⇒家庭でできるアニサキス食中毒の予防法は
市は食品衛生法に基づき、同店を21日の1日間営業停止処分とした。市によると、男性は17日午後7時ごろにフクラギやブリ、イカ、ヒラメの刺し身を購入。同7時半ごろに自宅で食べ、約4時間半後に症状が出た。
同店は市が調査に入った20日午後4時ごろから一度も冷凍していない刺し身などの販売を自粛した。