北朝鮮、新潜水艦進水か 弾道ミサイル発射可能

9月18日に撮影された北朝鮮・東部新浦の造船所の衛星写真。(1)潜水艦進水用埠頭(2)進水用レール上のけん引設備(3)小型船(4)けん引台船(5)クレーン台船(6)小型船(7)浮きドライドック(8)潜水艦建造施設(プレアデス・ネオ(C)エアバスDS2022、エアバス・ディフェンス・アンド・スペース/38ノース提供・共同)

 【ワシントン共同】米国拠点の北朝鮮分析サイト「38ノース」は21日、北朝鮮が東部新浦の造船所で建造中の新たな潜水艦について、進水準備を進めている可能性があるとの分析結果を公表した。新潜水艦は弾道ミサイル発射能力を備えているとみられ、18日撮影の衛星写真で、造船所の埠頭周辺に小型船や台船6隻が確認できたという。

 38ノースによると、埠頭にはレールに沿ってけん引設備も設置されており、潜水艦を進水させるために使われる可能性がある。造船所周辺ではこれまでも作業船が確認されていたが、6隻確認されたのは異例だとしている。

© 一般社団法人共同通信社